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SmaTIMESで何度もお伝えしている「イン・シンク」のランス・バースさん(23)が目指す宇宙旅行の続報です。
ロシア航空宇宙当局者は、3日、バースさの旅行費用が期限当日までに支払われなかったため、仮契約を廃棄したと明かしました。しかし、バースさん側は「ロシア側との交渉は続いており、計画は進行中」などと、まだあきらめていないそうです。ロシア航空宇宙局のセルゲイ・ゴルブノフ報道担当官は、契約廃棄により、モスクワ近くにある宇宙飛行教育訓練施設「スター・シティー」に滞在中のバースさんに対して、荷物をまとめ、退去するよう要請。訓練の継続や飛行の参加は不可能になったことも伝えたということです。バースさんは、史上最年少の3人目の宇宙旅行客として、10月28日に飛び立つロシア宇宙船ソユーズに3番目の乗組員として搭乗、国際宇宙ステーションの開発を「側面支援」することを予定していました。
ロシア航空宇宙局によると、バースさんの代わりに、貨物コンテナが積み込まれる見通しだとか。宇宙旅行の費用は推定2000万ドル(約24億円)。10日間におよぶバースさんの宇宙旅行は、米デスティニー・プロダクションがスポンサーを募り、テレビ番組として放映する予定で進められていました。同プロダクションは、スポンサー計3社から十分な資金を調達したと強調していたのですが…。 |
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人工衛星にメッセージを載せ、その衛星が地球に戻る5万年後、地球に住んでいるだれかに伝えようというタイムカプセル計画がフランスの科学者チームの手で進められています。
チームは現在インドを訪問中で、インドの人からメッセージを募っているそう。「KEO」と呼ばれるこの計画には欧州の企業20社以上が協賛しており、非営利団体が進めています。この計画は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「21世紀に向けたプロジェクト」にも選ばれています。衛星は球形で、重さ220ポンド(100キロ)。60億通のメッセージを記憶できるメモリーが搭載されているそう。5万年後に地球に戻る予定ですが、地球を周回している間に宇宙のチリや、隕石に当たっても壊れないよう、多重防護されています。
この衛星は、2003年末にフランスのアリアンロケットで打ち上げられる予定。メッセージを残したい人は、ウェブサイト(www.keo.org)で参加することができます。これまで、181カ国、4歳から84歳までの人から、60以上の言語でメッセージが寄せられているそうです。 |
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真っ暗闇の中で食事を楽しむレストランがベルリンにオープンしました。視覚に頼らず、味と香りに集中してもらうのが狙いだそうで、視覚障害者団体が経営し、従業員の多くは目が不自由とのことです。ウエーターに導かれて席に着き、食事を始めた客からは「自分の口が見つからない」「何を食べてるんだ」との声も。「普段は目から得る情報を舌でも得られることにみんな驚いている」と経営者。平均3時間がかりの食事はウエーターが付きっきりで世話をしてくれ、最後には食べたメニューも教えてくれるということです。 |
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大洪水に見舞われたチェコの中古車業者がこのほど、ドイツやオーストリアの洪水で水浸しになったベンツなどの新車を輸入、市価の1/4で売り出す商売を始めました。機能は一応チェック済みですが、電気系統やブレーキは「100%保証の限りでない」とか。
しかし、チェコでは高所得層しか乗れないドイツ車とあって、早くも多数の業者が販売を手がけ、人気は上々。チェコ税関当局は「明らかな不良品の輸入は認められない」と渋い表情を見せているそうですが、業者側は「正当な商取引を妨害するなら訴訟を起こす」と強気の構えだとか。 |
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ロイター通信によると、ドイツの研究機関に勤めるオーストリア人統計専門家がこのほど春生まれと秋生まれを比較、「秋生まれの方がより長生き」とした調査結果を明らかにしました。
この研究は、オーストリア、デンマーク、オーストラリアの国勢調査を分析。4~6月生まれの人と10~12月生まれの人の平均寿命を比較した結果、オーストリアでは約7カ月、デンマークで約4カ月、秋生まれの方が長生きだったそう。また、南半球のオーストラリアでも、秋に当たる4~6月生まれが約4カ月長生きしていたとか。春生まれの人は・・
(1)妊娠後期に当たる冬に母親のビタミン摂取量が減る
(2)夏に離乳食を口にするため感染症にかかる危険が増す
といったことが平均寿命の差の原因と分析しています。しかし、夏や冬生まれとの比較については明らかにされていません…。 |
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ラスベガスで8月31日に行われたアメリカンフットボールの試合中に突然停電が起き、試合が途中で終了しました。
停電は送電施設の故障が原因と見られていますが、この試合は、結果を当てる賭けの対象でもあったそう。同州の賭博管理委員会は、賭けにからむ陰謀の恐れもあるとして調査を始めています。この試合は、ウィスコンシン大学とラスベガス大学の間で行われたもので、ウィスコンシン大学が27―7でリードしていた午後7時41分、会場が停電。試合はコールドゲームになりました。賭けのルールでは、試合は最低55分間は行われなければならないのですが、停電が起きたのは、この「55ルール」が適用されるわずか2分41秒前のことでした。結果的に、この試合に関する賭けは成立しなくなり、試合後、同委員会には、賞金をほぼ手中にしていたと思われるウィスコンシン大学に賭けた人から、多数の苦情が届いているとか。
同委員会のゲーリー・オートン副委員長は「私はこの仕事を22年間しているが、こんなことは初めて。委員会は、慎重に検討した結果、調査を行うことにした」と話しています。 |
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