今回取り上げるのは、圧倒的に女性に多く、ライフスタイルの問題から発症する病気。しかも、きちんと生活改善しないと何度も繰り返してしまうというのです。一体、どんな病気なのでしょう？ よく風邪をこじらせてしまう。 ただ今ダイエット中、お腹が減っても我慢している！ クタクタに疲れて、服を着たまま寝てしまう時もある。 仕事中、オシッコを我慢する事が多い。 よく便秘に悩まされる。 冬でもミニスカート！　下半身は薄着しがちだ！ 毎日、水分をあまり取らない。 そのくせ、やたらとオシッコに行きたくなる。 オシッコが終わっても、出し切っていない感じがする…。 シャワーも浴びずに、夜の営みをする事がある。 以下のうち、デンジャラス・ファクターは…8.9.！ これらにチェックがついた人は、非常に危険な状態にあるかもしれません。 実はこれらは、膀胱炎の代表的な症状。膀胱に炎症が起こると、刺激に対して敏感になるため、大して尿が貯まっていないのに尿意を催したり、トイレで出し切っているのに、まだ残っているような錯覚を起こすのです。このほか、膀胱炎の症状としては、「排尿時の痛み」「尿が白く濁る」「血尿が出る」などがあります。また、頻繁に小便がしたくなることを「頻尿」と呼ぶのですが、これも膀胱炎の症状。 ちなみに、1日8回以上、オシッコに行くことを「頻尿」といいます。毎日、大量に水分を摂っている場合は別として、通常の生活をしていれば、成人が1日に出す尿の量は約1.5リットル。1回の量にすると、200〜400ミリリットルなので、1日に4〜7回が標準的なトイレタイムの回数だといえます。ですから、1日に8回以上も尿意を催すのは、「頻尿」と呼ばれるのです。「頻尿」のほか「排尿時の痛みや違和感」を感じたら、膀胱炎を疑い、まず、対策として1日に2リットル以上の水分を摂ることをおすすめします。 「頻尿なのに水分を摂るの？」と、矛盾しているように思えるかもしれませんが、水分をたくさん摂り、大量の尿を出すことで、細菌を洗い流す効果があるからなのです。それでも改善しない場合は、迷わず、泌尿器科を受診しましょう。 膀胱炎とは、尿を貯めておく器官である膀胱に細菌が入り込み、炎症を起こす病気。圧倒的に女性に多く、患者の実に9割を女性が占めています。その理由は、体の構造の違い。尿道の入り口から膀胱までの距離が、男性の場合20cmあるのに対して、女性はわずか4cm！　そのため、膀胱に細菌が侵入しやすいのです。とはいっても、尿道から細菌が入り込んでくるのは、実はよくある事。これを排尿することによって外に押し出しているんです。ですから、必要以上にオシッコを我慢するのは、菌の繁殖を野放しにする行為なので危険！　そして、疲労やストレス、過剰なダイエット、風邪をこじらせる、といった状態にあると、体の抵抗力が落ちて細菌感染のリスクが高まります。一方、シャワーを浴びずに行うSEXは、尿道への細菌の侵入を不用意に招く恐れがあるので、危険行為。便秘も、腸内で大腸菌が繁殖するので、衛生的ではありません。

Copyright(C)2005 tv-asahi All Rights Reserved.