米連邦通信委員会（FCC）理事会は2月28日、第2次世界大戦中の連合軍によるフランス・ノルマンディー上陸作戦を題材にした米映画「プライベート・ライアン」を、ABC放送系列のテレビ局が放映し、「暴力的なシーンがある」と視聴者らの苦情を招いていた問題で、物語の全体像などを考えれば表現に問題はない、とする見解を公表しました。ABC系列局は昨年11月、退役軍人の日を記念して同映画を放送。しかし、批判が生んだことや、FCCがそれ以前に、不適切な言動を示したとしてラジオ局などを厳しく罰した経緯などを意識し、系列の66局が映画放送を自粛していました。ABCは同映画を2度放送しましたが、FCCから罰則は受けていません。 ▲Page Top シンガポールのカップル計719組のうち39％が相手に対して不満があっても結婚する、との調査結果を米・ミネソタ大学が発表しました。「PREPARE（婚前の恋愛関係評価）」と題する報告で、シンガポールの数値は、同様調査を実施した米国、日本、香港、オーストラリア、英国、カナダ、ドイツ、ニュージーランドの9カ国・地域で首位。調査を実施したミネソタ大の責任者は、「シンガポール人は対立を嫌い、問題点について正直に話したがらないことが要因」ともしています。シンガポールでは、結婚を考える場合、「5C（キャリア、コンドミニアム、ジムや社交などのクラブ、クレジットカード、車）」の所有、資格などを基準にするともされ、今回判明した数字はこれを反映しているとの見方も示しています。パートナーを「とても満足」としたシンガポールのカップルは14％で、米国の48％などと比べると最低の数値でした。ちなみに、コンドーム・メーカー大手による、夫婦らの「世界性動向調査」によると、シンガポールは回数などで最低位水準にとどまっているそうです。 ▲Page Top 古代の呪文を現代風にアレンジして刻んだ石…英・カーライルの住民は、その呪いの言葉が、疫病から地元サッカーチームのリーグ落ちまであらゆる災厄をもたらしている、と信じているとか。2001年、カーライルの美術館に、御影石を彫刻して作った、16世紀の呪いの言葉が刻まれている《呪いの石》が設置されて以来、不幸な出来事が次々と起きました。スコットランドとの国境近く、カーライル周辺の家畜は口蹄病で絶滅。また、壊滅的な洪水も起き、工場は閉鎖されました。地元のパン屋で少年が殺害され、サッカーチームの「カーライル・ユナイテッド」はリーグ落ちに…。地元議員のジム・トートルズは、「《呪いの石》を破壊するか、撤去すべきだ」と主張しています。この石は、アーティストのアンディ・アルトマンによってデザインされたもので、呪いの言葉は、500年ほど前、この地域に猛威を振るった強盗、恐喝者、追いはぎなどに対する1069語の呪いを一部改正したもの。アルトマンはトートルズの要求に激怒し「この作品は、歴史的過去を表現しただけだ。不幸な出来事ってのは、起きる時は起きるもんじゃないか」と語っています。 ▲Page Top 北欧5カ国が、EUに日焼けサロンのタニングマシンの強度により厳しい制限を科すよう要請し、太陽の光に飢えている国民に、タニングマシンによって皮膚がんの危険が増大すると警告しました。フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、アイスランドの紫外線保護および保健当局は、公衆衛生に関する共同声明を発表し、医療目的以外でのタニングマシンの使用を控えるよう訴え、特に18歳以下の未成年は使用しないよう警告しています。5カ国の関連当局は声明で「皮膚ガンの発生率は、北欧諸国で徐々に増大しています。紫外線が皮膚ガンを促進する主要なリスクであることが知られています。国民の大半が紫外線に照射される主因は日光ですが、タニングマシンによる人工的な日焼けも紫外線被曝の大きな割合を占めています」というコメントを発表しました。自然で紫外線が最も強くなるのは赤道付近で、日光浴用のサンルームの場合、最大でもそのレベル。5カ国はEUが紫外線の影響に関するガイドラインを発表することを望んでいます。EUにはすでにタニングマシンによる紫外線照射レベルを規制する条例がありますが、5カ国はまだ規制がゆるく、高いレベルの紫外線を許容している、と訴えているのです。米国立ガン研究所などの研究によると、人工太陽光線はガンの危険を増大させると示唆。また、カリフォルニア州議会は昨年、未成年の日焼けサロンへの出入りを禁止する法律を成立させました。 ▲Page Top

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