「熊蜂の飛行」ならぬ「ぐるん蜂の飛行」。ヴァイオリンの速弾きで人気の高いリムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」を、電動立ち乗り二輪車上で演奏する離れ技を披露してくれました。チェロで速弾きするだけでもすごいのですが、まさか
。ヴァイオリンの速弾き曲として人気の高い「熊蜂の飛行」をチェロで速弾きするだけでもすごいのですが、まさか電動立ち乗り二輪車上で弾いてくれるとは! エルガーの行進曲「威風堂々」第1番では、耳だけでなく目も楽しませてくれ
れていました。そのユーモアとエレガンスを高嶋流に再現したのが本日の演奏。またしても江口心一さんによる電動立ち乗り二輪車上でチェロを弾く秘技が炸裂。なめらかな移動とチェロ演奏の合体は、新時代のバレエと呼んでもい
ことではないでしょう。 辻井さん独自の解釈で愛称を付けるとすれば、「悲愴」ソナタは「怒りと慰め」。第1楽章に怒りや苛立ちがあって、第2楽章では慰めがあり、第3楽章で両方の感情が重なり合うという解説がありました。こんなふうに
束。協奏曲ではこんなふうにソリストの見せ場が用意されています。 第2楽章は「もしもドビュッシーが松田聖子の『風立ちぬ』を作ったら?」。これは意外な組合せでした。ドビュッシーと松田聖子というだけでもびっくりなのですが、まさか
を思わせるチェロの旋律に、英哲さんの神楽鈴と素手で叩く太鼓のリズムが加わると、名状しがたい厳粛な雰囲気が立ち込めます。活発な部分でのチェロと太鼓の応酬も聴きごたえがありました。新倉さんが神楽鈴を鳴らす場面には
いといいます。 葉加瀬さんのレクチャーを聞いていると、単にヴァイオリンの奏法に留まらない、音楽の仕組みや成り立ちに触れることができて、本当に刺激的です。音楽の奥深さを痛感せずにはいられません。 飯尾洋一(音楽ジャーナリ
」の唄ということだったんですね。日々の生活の中から唄が生まれ、譜面ではなく口伝で歌い継がれてゆくという成り立ちはほとんどの民謡に共通する特徴だと思いますが、それが土地に根差した形で現代まで歌い継がれているの
スはショパン国際ピアノ・コンクール。第2位の反田恭平さん、第4位の小林愛実さんをはじめ、日本勢の健闘ぶりが目立ちました。特に反田さんは日本人としては1970年の内田光子さん以来となる過去最高位の第2位。反田さんがコンク
べると、後のロマン派の作曲家たちは作曲家同士で曲を献呈したり、妻に捧げたりと、個人的な関係にもとづく例が目立ちます。音楽家という職業のあり方が、権力者に仕えるものから、自立したものに変化していったことのあらわれと