いことを、みんな、そこでは出せているってことでしょうね。 ――そういう創意工夫は、日本人ならではですよね。 黒澤さんは、日本映画のなかでは、お金を使わせてもらえた監督ですよね。ほかの監督は、黒澤明なら使える金額の何分の一ってと
日も同じことの繰り返し。結局、2週間で4tトラック15台分ものつつじを植えたそうです。 制作費26億円という当時の日本映画としては破格のスケールで撮影された1985年製作の『乱』では、御殿場の5合目に城のセットが建てられました。
画に対する情熱と人間黒澤明に迫る完結編です。 「羅生門」でベネチア国際映画祭グランプリを受賞した黒澤は、1954年、日本映画最大のヒット作となった「七人の侍」以降ほぼ1年に1本のペースで次々と映画を作り上げていきました。1957年
演の渡辺謙さんの役に賭ける気迫が伝わってきた。それを周りの役者さんもちゃんと受け止めている。」 【作品DATA】 2005年(日本映画) 原作:荻原浩 監督:堤幸彦 出演:渡辺謙、樋口可南子、坂口憲二、吹石一恵ほか ●丸の内TOEI1ほかにて、ロードショー 「面白か
郎ちゃんがそれをどうするのか、っていうのに注目してたんですけど、「10年後に心に残っている映画」「日本人のための日本映画」ってコメントを聞いて、「スゲェ!」って思いましたね◆今回みたいに、5位から3位までバッサリ斬ってる感じも
ありと、国内外の大作映画が一挙に公開されるなか、イナガキさんの心をとらえたのは、どんな作品? 「日本人のための日本映画。感動しました。日本が沈みゆく姿は、本当に悲しかった。剛も柴咲さんも素晴らしかった。」 【作品DATA】 2006年(日本映画) 原
かで、稲垣さんが1位に選んだのは『日本沈没』。その瞬間、草なぎさんは思わずガッツポーズ!でしたよね。「日本人のための日本映画」「ちゃんとラブストーリーにもなっているのがよかった」「10年後も心に残る」「沈みゆく日本の姿に心が痛んだ」
ョンシーンの撮影中に右ひざから骨が飛び出るほどの大ケガを負ったときも、「俺にかまうな」と撮影を続行。低迷する日本映画界にありながら優作は、常に前へ前へと突き進んだのです。この映画は、後に数々の作品でコンビを組んだ脚
担うひとりである、ということでしょう。「ジャパニメーションが凄い、っていうのは、昔から言われてきたことですけど、日本映画とかももっともっと評価されたらいいですね。漫画の中には登場できないけど、そこにはボクも登場できる
、デニーロとはまた違った役へのアプローチのスタイルが見られたので、興味深く見ました。 ――その一方で、ハリウッドと日本映画界の違いもおっしゃっていました。 そうですね。同じ1本の作品でも、配給されるシェアの大きさはもちろ