たのでしょう。後に自らのアレンジによるジャズ版「トルコ行進曲」でさらなる評判を呼ぶことになったわけですから、おもしろいものです。 辻井伸行さんの「悲愴」第2楽章も聴きごたえがありました。格調高いベートーヴェンだったと思
。この点と楔を合わせるとビックリマーク(!)になるという山田さんの説明には、思わず声を上げて笑ってしまいました。おもしろい! でも、冗談ではなくて、これが表現の本質を突いている、ということなんですよね。 山田理論によれば、「スタ
ないくらいのハイクォリティ。立て看板のデザインからして一味も二味も違っていました。オリジナル御輿の造形のおもしろさだとか、模擬店で学生が歌う本格的なオペラ・アリアだとか、ケルト音楽研究部の板についた演奏ぶりだと
楽器で、いずれも音が減衰するタイプの楽器。それぞれに似たところもあれば、違うところもあって、楽器事情の違いがおもしろかったですよね。 こうして比べてみると、ギターの機動力は際立っています。塚越さんもおっしゃっていたよ
」、鋼鉄ジーグの「バンバババン」、「野球狂の詩」の「ルルル~」。どれも物語世界に即した性格のスキャットになってるんですよね。 おもしろかったのは、全編スキャットで歌われる「野球狂の詩」の発想の源が、スウィングル・シンガーズのバッハにあ
を、聴覚で行なっていると考えればよいでしょうか。同じ楽譜から千差万別の表現が生まれるのがクラシック音楽のおもしろいところですが、辻井さんの場合も他人の表現からではなく、楽譜から出発して自分自身の表現を考え抜い
尾昌晃盤と山下敬二郎盤があったように、当時は同じ曲を同時期に別の歌手が歌うことも盛んに行われていたのがおもしろいですよね。カバー曲であるがゆえに、だれの持ち歌でもないということなのでしょうか。ひとつの曲を別の
者が具体的な物語のイメージを示しているわけではありませんので、いろいろな解釈が可能です。反田さんの解説がおもしろかったですよね。 3曲目の「バロック・ホウダウン」は、ディズニーランドのエレクトリカルパレードのイメージ
ころです。第1楽章について、辻井さんは「月を見ながら散歩している」、三浦さんは「恋人同士の会話」と表現していたのがおもしろかったですよね。三浦さんは、続く第2楽章で恋人たちはやがてケンカをして、でも終楽章では仲直りをする
めて作品の雄大さや情感の豊かさに気づかせてくれるような秀演だったのではないでしょうか。 ゲニューシャスのおもしろいところは、チャイコフスキーやショパン、ベートーヴェンといった中心的なレパートリーに取り組む一方