で活動していたアラン・メンケンを抜擢したことで、ディズニーの音楽は新時代を迎えました。どの曲も音楽の流れが自然で、しかも耳に残る名曲ばかり。「ホール・ニュー・ワールド」では、石丸さんが歌ではなくアルト・サックスで参加すると
歌から発想したというハミング曲。ハミングでは高い音を出すのが難しいと言いますが、そんな制約を感じさせない、自然体の安らぎに満ちた音楽でした。包み込むような柔らかい音が素敵でしたね。 信長貴富さんの「ハミングのための
よね。「熱情」ソナタは「幻想曲、嵐」。「熱情」という言葉は人間の感情にのみ焦点を当てていますが、「嵐」という言葉からは感情も自然現象も含めたさまざまなイメージが湧いてきます。辻井さんの真摯な演奏から、力強く雄大な音のドラマが伝わ
の曲を「天真爛漫」と呼ぶことにしたい!と思ってしまいました。 しかも真央さんの演奏は「天真爛漫」と呼ぶにふさわしい自然体のモーツァルト。歯切れよく軽快で、しかも情感豊か。モーツァルトを得意のレパートリーとするピアニストは
したら?」。このシリーズでは毎回、萩森英明さんの巧みなアレンジに耳を奪われてしまうのですが、今回もリストとMISIAが自然に融合して、新たな世界を作り出していました。リストの「愛の夢」のメロディで始まって、スムーズにEverythingへ。Toshlさんの
わりでわずかに遅れるという指摘がありました。クラシックではフレーズの終わりにわずかな「タメ」を入れることで自然な呼吸が生まれることもありますが、ポップスではビートに乗るのが基本。葉加瀬さんのアドバイスを受けて、と
「冬の旅」「美しい水車小屋の娘」「白鳥の歌」のシューベルト三大歌曲集が訳されています。お聴きいただいたように、どれも自然でなめらかな日本語で歌われており、曲のイメージがぐっと湧きやすくなっています。昔からの日本語訳詞が
ューベルトの歌曲を現代日本語訳で聴く音楽会」で松本隆さんの訳詞をご紹介しましたが、松本さんの訳詞はとても自然で、聴き取りやすいんですよね。そして、今の私たちの感性にぴたりと寄り添ってくれます。フミヤさんが歌うと、ま
て、アニメソングも音楽文化としての成熟度を格段に深めてきました。クラシックの奏者たちが演奏したくなるのも自然なことだと思います。 最初に演奏されたのは『東京リベンジャーズ』より「Cry Baby」。ストーリー中で大きな役割を果たす
クの春の名曲の場合は、ヨーロッパの厳しい冬が終わってようやく春が来た喜びを表現した曲や、生命力にあふれた自然賛歌の音楽が大半だと思います。しかし日本では4月から新年度が始まるという事情もあり、春は別れと出会い