はまったく違った美学に貫かれています。 角野隼斗さんはショパンの魅力を「引き算の美学」と語っていて、これはおもしろい表現だと思いました。例として弾いてくれたリスト風「英雄ポロネーズ」には爆笑！ たしかにリストはショパンと
になったのはなんといってもバーンスタインの音楽の力があってこそでしょう。 バーンスタインの舞台作品のおもしろいところは、ミュージカルでもありオペラでもあるところ。「ウエスト・サイド・ストーリー」に限らず「キャンディード」
する特徴だと思いますが、それが土地に根差した形で現代まで歌い継がれているのは稀有なことだと思います。 おもしろいなと思ったのは昭和のシマ唄、「ワイド節」。古い曲を歌い継ぐだけではなく、新曲も書かれているんですね。曲名か
の海」以来、ディズニーでも活躍の場を広げています。この曲は何人もの登場人物が同時に対話しているところがおもしろいですよね。ついロッシーニなど、コミカルなイタリア・オペラの重唱の場面を連想してしまいます。これを器楽だ
す。サキタハヂメさんが演奏してれたのはサン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」より「水族館」。原曲も独特の楽器法がおもしろい響きを作り出していますが、ミュージカルソー版は水族館から海へと飛び出して、一段と幻想的な光景を表現
に感じたものです。 この分野の名曲としてまっさきに挙がるのは、ポール・モーリアの「オリーブの首飾り」でしょう。おもしろいことにイージーリスニングのブームが去った後も、この曲は手品のBGMとして定着して、世代を超えて親しまれ
格がより強調され、しっとりとした味わいがありました。ひとつの楽曲から無数の表現が生み出されるところがおもしろいところです。 ヴィヴァルディのチェロ協奏曲では、独奏者が即興をする「カデンツァ」に注目していただきました。
寄せでナチュラルホルンの音色を聞けるとは。ヨーロッパの昔の楽器が奈良の風物詩として定着しているのがおもしろいですよね。 奈良ホテルのアップライトピアノは、相対性理論で有名なアインシュタイン博士がかつて来日した
印象があります。そんなふたつのトップオーケストラのメンバーたちが一緒にアンサンブルを組んでいるのがおもしろいですよね。しかも、ジャズ、ポップス、伝統曲など、まったくジャンルにこだわらずに作品をとりあげ、それらすべて
作品も含まれていて、時代も地域も実に多彩。それでいて、アルバム全体がひとつの作品のように感じられるのが、おもしろいところでしょう。 今回は、そのチリー・ゴンザレスの前奏曲とショパンの前奏曲「雨だれ」が続けて演奏されました。「
