全日本大学駅伝 11月5日 あさ8時00分放送
大学便り
日本大学

前回大会で14年ぶりの優勝を果たした日大。この夏は7月後半に長野・蓼科で5日間、8月には北海道・深川で約3週間に及ぶ長期合宿を行なった。「夏にきちんと走れなければ駅伝は戦えない」という小川聡監督のもと,例年通り厳しいメニューに取り組んだ。主将の土橋啓太や福井誠ら前回の優勝メンバーが半数残り,新留学生のダニエルが加入。チームTシャツに書き込まれた「日本一の襷に……」を合言葉に史上7校目の2連覇に挑む。

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中央大学

伝統的に学生主体の色濃い中大。今年は主将の山本亮を軸に、奥田実、小林賢輔、阿江匠、森勇基、宮本竜一ら個性的な4年生が集団で先頭に立つ。夏合宿は例年通り,長野・菅平で駅伝モードに入り,北海道・弟子屈で走り込んだ。9月の岐阜・日和田高原では質を重視。欧州に遠征した上野裕一郎以外は順調に練習を消化した。前回は過去最高タイの2位に食い込み,田幸寛史監督は「挑戦し続ければチャンスはある」と意欲を見せる。

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駒澤大学

昨年度は学生三大駅伝で1つもタイトルを取れなかった駒大。「同じようにしっかりと取り組めば勝てる要素はある」と大八木弘明監督は見ている。夏合宿の形態も従来通りに進行。野尻湖→志賀高原→野尻湖と長野で場所を移しながら、8月17日〜9月4日の長期合宿。「全員参加」で駅伝へのスタートを切るのも例年通りだ。4年生が充実し,さらに大型新人・宇賀地強をはじめ、5000m13分台選手が5人に増えて厚みを増している。

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山梨学院大学

山梨学大は例年と同じく、10日間程度の合宿を3度。主力が車山で、そのほかが野辺山で走り込んだ。上田誠仁監督、飯島理彰コーチが、2つの合宿地を往来して指導。前回の全日本メンバーから、半数が卒業したため、新たな人材を育むには大切な合宿になった。その点、レギュラーには遠いはずの「野辺山組」の士気が高い。主力組も小山祐太主将は故障が癒えて7月から練習に復帰。上田監督は「成熟したチーム」と評価している。

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日本体育大学

昨年の夏合宿は主力を欠いたが,今年は北村聡、保科光作、鷲見知彦らチームの顔となる3、4年生がフル参加。後半には世界ジュニアに出場したルーキーの森賢大が加わった。山形・蔵王で土台を作り、そのまま北海道へ渡って,別海と斜里で走り込む。例年と変わらない流れだが,ペースを軽めに設定した。北村、保科の両エースもチームの底上げに協力。石谷慶一郎,竹下正人ら2年生が力をつけ,明るい材料が満載の夏合宿になった。

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大東文化大学

大東大は例年、全員で長野・菅平と群馬・嬬恋で、1週間ずつ走り込む。その後、9月上旬に20人前後の選抜メンバーが北海道で仕上げの合宿を行う。嬬恋合宿の打ち上げは、恒例の20km山上り走。「山の大東」の伝統を彩るトレーニングだ。菅平、嬬恋の合宿は、起伏ある地形を利用した走り込みが中心。関東インカレ2部10000mで表彰台を独占した金塚洋輔、佐々木悟、加藤徳一も元気に走り込み,とりわけ2年生が力をつけた。

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亜細亜大学

亜細亜大は今年も「地獄」と呼ばれる阿蘇合宿を行なった。岡田正裕監督の計算では,阿蘇の21日間を含む8月の走行距離は昨年を20km上回る1070kmに到達した。朝練習から30km走が組まれ、徹底的に走りこんだ。阿蘇の後は9月に長野・黒姫で2次合宿を実施,さらに長野・菅平の3次合宿からはスピード練習に移行した。「箱根だけでなく、全日本でもがんばりたい」という岡田監督の言葉が、チームの充実ぶりを表している。

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順天堂大学

順大は毎年、7月下旬に北海道・士別で夏合宿を開始する。他大学以上にトラックに力を入れる順大は、この合宿から駅伝への下地作りを行う。基礎のなかの基礎、ジョッグから丁寧に取り組む合宿である。その後は、9月までチームの合宿はなし。8月は各人が実業団の合宿などに参加して力を磨く。今年は4年生の層が分厚く、今井正人キャプテンを筆頭に、長門俊介、松瀬元太、清野純一ら意識の高い面々がチームを引っ張っている。

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東洋大学

川嶋伸次監督は就任以来、夏合宿のテーマとして「基本の徹底」を提唱。しかしチームが成熟してくると、指導者の目線も自然と上がる。この夏は、エースにどんどん武者修行させようと、北島寿典、黒崎拓克、大西智也、山本浩之らを実業団の合宿に送り出した。エース不在のチーム合宿では、1〜2年先を見据えて選手を育成。下級生中心の合宿では監督も練習に加わる。元気いっぱいの監督が選手を刺激している。

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城西大学

城西大は8月に2週間、阿寒、弟子屈、深川と場所を移しながら北海道で走り込み。8月末には再び函館へ渡り質を高めた練習を行なった。平塚潤監督、櫛部静二コーチを迎え、5年で急成長。今年は全日本初出場を決めた。夏合宿の内容も年々充実。多くの選手が設定タイムより速く走り、遅れた選手でも設定タイム内に収める。主将の田上貴之がチームを牽引し,ルーキーの高橋優太が先輩たちを突き上げる。伊勢路に新風を吹き込みそうだ。

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明治大学

屈指の伝統校だが全日本は初出場。夏は8月中旬に福島・裏磐梯で走り込みの準備をした後、北海道・八雲、苫小牧、新得、さらに深川と、北の大地を北上しながら練習を積んだ。合宿の内容は「8割は例年と変わらない」(西弘美監督)が,ベース作りを重視。メニューに少し余裕を持たせた。実績のある池邉稔と岡本直己、尾籠浩考らが最上級生となり,松本昂大を筆頭に有力ルーキーが加入。理想的なチーム状況で活気づいている。

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神奈川大学

まずはクロカンコースのある長野・富士見高原に全員が参加。クロカン練習を重点的にこなして脚作りを行うと、北海道での走り込みに移った。別海と新得は選抜メンバーで、遠軽は全員参加。「夏合宿は通常通りです。まずまずですね」と大後栄治監督。チームの中心は中山慎二郎、森脇佑紀、豊田崇、川南友佑ら4年生だが、下級生も力をつけた。「少しずつ形になっている感じ」と大後監督。現在進行形でチーム力はアップしている。

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國學院大學

3年前は初めて伊勢路のキップをつかみながら、箱根の予選会でまさかの敗退。2度目の失敗は許されない。予選会と全日本の2つを視野に入れて夏を過ごした。信州で5回の合宿を敢行。しかも「練習につけない選手は帰らせた」(大森俊夫総監督)。2次合宿までは全員が参加したが、3次からは選抜メンバーのみ。4次、5次と選手は減り、最後は19人になった。「力的には昨年以上」と大森総監督。今年は安心して全日本に臨めそうだ。

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