

2011年7月4日
エジプト・チュニジアが次々と民主化に成功した『アラブの春』。しかし、あれから4カ月、リビアでは、カダフィ政権は、いまだ崩壊せず、内戦が泥沼化している。ジャーナリストの西谷文和氏がカイロからベンガジまで1200キロ、さらにそこからカダフィ側の支配地を避けるため、海路で500キロ、一進一退の攻防が続く最前線の街・ミスラタに入った。ミスラタは、反政府側が激しい攻防戦を繰り広げ、5月中旬にカダフィ軍から奪い取った。街には、そのときの痕跡が生々しく残っている。市民を戦いへと駆り立てた『カダフィ独裁体制からの開放』。NATO軍がカダフィ排除に向けて攻勢に出るのか、それともこの状況で和平を結ぶのか。リビア情勢は、まだまだ予断を許さない。