

2012年4月30日
世界有数の火山国、日本が持つ地熱資源は、実に原発20基分に相当するが、これまで、あまり活用されてこなかった。福島第一原発の事故を受けて、最近、さまざまな動きが出てきている。地熱発電の魅力は、太陽光や風力と異なり、天候や時間に左右されない“安定性”だ。ところが、現在、地熱発電の占める割合は、全体の0.3%に過ぎない。国内の地熱資源の8割は、国立公園の中にあり、環境や景観保護のため、開発が規制されてきた。しかし、政府は今月、これまでの方針を転換し、国立公園での開発を条件付きで認める方針を決めた。早くも注目されているのが、福島県の磐梯朝日国立公園。ここに眠る地熱を活かし、国内最大の地熱発電所を作る計画が動き始めている。しかし、地元の高湯温泉では、地熱発電によって温泉に影響が出ることを懸念している。地域との共存をどう図るのか。地熱発電の最前線と課題を取材した。
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