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北野監督は、手法のすべてがほかの監督とは違う。まさに、天才だと思います。――岸本加世子さん
――北野監督の特集、いかがでしたか?
私ね、スマステのファンでよく拝見しているので、出演できて嬉しかったんですが、北野監督の特集のときに出させていただくのは、とても緊張しますね。監督、ご覧になっていると思いますから。

――監督のことを、「圧倒的な天才」と評されていました。
手法が一切、ほかの監督さんとは違うんです。撮り方も違えば、役者に演技をつけないってこともそうですし、台本を持たないとか、すべてにおいて、北野流なんです。そういうものはもちろん、完成した作品まで含めて、すべて北野流ですよね。ほかの人では、ありえない。まさに天才だなと思います。

――世界的に認められる監督の作品の魅力を、岸本さんはどこにあると思われますか?
監督のジャパニーズな部分と、美しい色とか…。そして、なによりも“哀しい”ってところじゃないですかね。見た人の心に、いつまでも残りますから。そういうものが、ストレートに伝わるんですよね。

――4本の北野作品にご出演されている岸本さんでも、「現場は緊張する」とおっしゃっていました。
番組でも言いましたけど、監督はとても優しいんですよ。でも、本当に凄い作品を作っているという意識もあってか、緊張するんだろうと思います。

――セリフがその場で変わったりすることに、とまどいはないのですか?
それはないですね。私の場合、一切を監督に預けていますから。むしろ、幸せです。

――岸本さんご出演の「TAKESHIS'」の見どころを教えていただけますか。
哀しくて、ショッキングな作品。でも、凄く面白いと思います。監督は、体感映画とおっしゃっていますね。なので、見る側にもキャパシティーを求められる作品だと思います。これを突きつけられたときの感じ方も、印象の残り方も、人によって全然違うと思います。監督はスクリーンで説明されないので、戸惑いもあるかもしれませんが、ほかでは味わえないものがあると思います。さっきも、香取くんから、「HANA-BI」の最後のシーンで、銃弾が誰に当たっているのか聞かれたんですよ。彼の周りの人は、刑事に当たったと言うんだけど、香取くんは、(劇中の)北野さんと私に当たっていると思ったって。私が「そうですよ」と言ったら、「ああ、よかった。僕の解釈があってた」と安心されてましたけど。そういう感じで、見る側にも、キャパシティーが必要なんですよね。

――最後に、番組や香取さんにメッセージをお願いします。
私がなぜスマステのファンかと言うと、毎回、取り上げているテーマがいいからなんですよ。サッカーとか、映画とか。今回、北野作品をやっていただいたので、今度はぜひ、ボクシングの特集をお願いできないでしょうか。

――どなたか、ごひいきの方が?
はい、辰吉丈一郎さんが。ぜひ、よろしくお願いします(笑)。
(岸本加世子さん)
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