――ヨガのポーズをやって、「クビが戻らなくなった」とおっしゃっていましたが、大丈夫でしたか？ 　なんとか、戻りましたけど、ヨガ、やめてほしかったわね。どこから、どんな肉がはみ出すかわからないじゃない(笑)。しかも、般若のような顔がテレビに映って大丈夫なのかと。でも、ちょっとやっただけですけど、爽快感はありました。体の、酸素が流れていなかった部分まで行き渡ったみたいな感じで。じゃ、続けるかっていうとね、それは、ちょっと、考えさせてください(笑)。 ――ヨガの経験はおありなんですか？ 　13年前くらいにアメリカで占いの先生に、「あなたは、ヨガをしたら幸運が開ける」と言われたことがあって。そのときに、「日本に帰ったらやろう！」と思ったのですが、そこから、やりそびれていまして…。人から勧められた教室が家から遠かったりして、気にはなっていたのですが、なんとなく、チャンスがなくて。でも、ヨガのポーズが出ている本は持っているので、今日やったコブラのポーズ、犬のポーズは、知っていましたよ。ヨガは、呼吸法をマスターするのが難しいと思うけど、素人は、呼吸なんかしている暇がなくなっちゃって。息、止まっちゃいますよね。ポリー先生みたいな、カッコイイ先生、近所にいないかしら(笑)。 ――サッカーの特集はいかがでしたか？　ここ最近の試合は、ご覧になっていたそうですが。 　バーレーン戦と北朝鮮戦は、見ました。私は詳しいわけではないし、ワールドカップとか言われて、にわかファンになっているだけですけど、サッカーは見るほうも忍耐がいりますね。試合の間、席立てないじゃない。点が入りそうにないから、合間にお料理の火加減なんか見に行くと、急に「ウオーッ！」って声が聞こえてきて、点が入ったりして。「なんで見てないときに、点が入るの？」って(笑)。そういう意味では、なかなか大変でございますよね。 ――本番中に、「大黒さんは立派な方」とおっしゃっていました。 　大黒さんだけじゃなくて、みなさん立派ですよ。シュートする人って、「俺が入れたんだ」という爽快感があって、気持ちいいと思うのね。だけど、シュートする前のボールを送った人間の能力とかにも、大変な功績があると思って。詳しい人はみんなわかっているんでしょうけど、ゴールの前の前のパスとか、その功績もすごいなって思うんですよ。でも、いつも見ているわけじゃないですけど、北朝鮮戦の得点場面は、スピーディで気持ちよかったですね。日本人って、慎重だからか、スピード感っていうことについては、歯がゆく思える試合も多いような気がしていたので。素人考えですけど、やはり、力がついてきたのかなと。ですけど、ワールドカップやオリンピックに出る選手って、本当に大変ですよね。試合のための準備をしつつ、ほかにもやることたくさんあるんですものね。常に、コンディションをよくしなくちゃいけない。私なんか、ちょっと睡眠不足になっただけで、翌日使いものにならないんですけど、そういうわけにはいかないんですからね(笑)。 ――最後に。香取団長へ、何かメッセージがあればお願いします。 　団長として、心身ともに充実していると思いますけど、お体を大切に。(小声で)そんなに若くないんだからね。私思うに、慎吾ちゃんは「Put down that beer! (ビールを置け)」かもしれませんね(笑)。 （阿川佐和子さん・談）

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