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地球の温暖化について考えるシリーズ「スマ特・地球が壊れる」。第2回の今回は「未来を救うために何ができるのか」というテーマで、私たちができる温暖化対策について模索します。

 強すぎる紫外線で、皮膚がんなどが急増している――。先月、WHO(世界保健機関)は全世界を対象に、日光浴の自粛を勧告しました。また、2008年の北京オリンピックも、猛暑の中の開催は難しい、と日程変更の検討を始めています。世界各地で進む温暖化…。温暖化によって、日本そして世界はどうなってしまうのでしょうか。
 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、これから100 年の間に世界の平均気温は最大で5.8度上昇するとの予測を発表しました。そして東京はというと…。なんと100年で25度上がるというのです。多すぎる人口、過密する建物、極端に少ない緑…それらすべてが、このような恐ろしい未来の原因。では、それを回避するために、私たちができることとは一体…?
 温暖化を防ぐためには、二酸化炭素など温室効果ガスを減らす以外、方法はありません。太陽光や風力発電といった、自然にやさしいエネルギーや排気ガスの出ない車を使うなど、これまでの生活を見直す時期に来ています。が、現在、世界は暗礁に乗り上げています。1997年、日本が議長国となって取りまとめた「京都議定書」。各国、協力して二酸化炭素を削減しようと、いったんは合意しましたが、世界最大の二酸化炭素排出国・アメリカが参加しないことを表明したのです。その理由は、ブッシュ大統領が石油などの産業界との結びつきが強かったこと。「国内経済への影響が大きい」と、拒否したのです。一方、日本の対策も充分ではありません。京都議定書で、日本は二酸化炭素を6%削減することが義務付けられました。しかし減らすどころか、逆に6.8%も増えてしまっています。さらに、外国の「二酸化炭素を排出する権利」を買うことによって、実際には削減せず、何とか数字だけごまかそうとする動きにまで出ているのです。
 が、温暖化は日々の生活のちょっとした努力で防ぐことができます。冷房の設定を1度高く、暖房を1度低くする。自家用車を使わず、公共交通機関を使う。テレビなどはリモコンではなく、主電源で消す。洗濯は風呂の残り湯を使う。ご飯はジャーを使わず、電子レンジで温める。しかし問題なのは、個人の意識が低いこと。温暖化を他人ごとと考える人が多いのが現状なのです。このままでは、地球は確実に壊れてしまいます。果たして、地球を放っておいていいのでしょうか。
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