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オオシタアナ
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自分の可能性や内面を掘って掘って堀りまくった、松田優作さんの人生に感銘を受けました。
前回から、これだけお待たせしての「松田優作伝説・完結編」でしたが、最後にふさわしい、スタッフ渾身の作と言ってもいいくらい素晴らしい特集でしたね。
松田優作さんは、40歳という凄く短い人生でしたけど、自分の可能性とか内面を掘って掘って、堀りまくった人生だったんですね。長くても開発されない人生もあると思いますけど、短くてもあそこまで自分を掘り下げることができたなら、もちろん、凄く悔しかったとは思いますけど、それでも、素晴らしい人生だったんじゃないかと思いました。
その遺作となった「ブラックレイン」の現場で、病魔に冒されながらも、自分に相談しに来た人に「生きることは楽しいんだから、うなだれるなよ」とアドバイスをしたっていうのも、彼自身の背景を知って聞くと、涙が出ちゃいますよね。みんなが「ブラックレイン」の優作さんを素晴らしいと言うのは、死と隣り合わせだったこともありますよね。人生が残り少ないからこそ、命を燃焼する輝きが存分に発揮された作品だったんだろうなって思いました。それは、オーディションの映像を見てもわかりましたよね。あの映像を見て太田さんが「もう、完璧に役を作ってきてるよね」とおっしゃっていたんですが、確かにあのまま映画に出てもおかしくないってほど、役ができているのがわかりましたから。
アクション俳優はアクションだけできればいいって思われていたのが悔しくて、文芸作品に出たりしながら、また、アクションに戻ってという、自分を開拓しつくした一生だったんだろうなって思いました。
(大下容子アナ)
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