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人に批判されようが、顔をしかめられようが、まず、やってみてどうかっていう。それが、松田優作という人なんです。ーー太田光さん
――「見ごたえがあった」とおっしゃっていた「松田優作伝説・完結編」ですが、印象に残った映像などありましたか?
「ブラックレイン」のオーディションの映像ですね。あるというのは知っていたんですけど、見たのは今回が初めてでしたので。

――ご覧になっていかがでしたか?
あの時点で「完成しているな」って感じですよね。ほかの人がどういう演技をしていたのか知りませんが、優作としては、完成していたと思います。

――今回で、スマステ的には完結した「松田優作伝説」ですが、改めて思われたことはありますか?
前回、特集があった後に、後編を翌週だと思っていた人が多かったみたいで、「次の放送はいつなの?」って方々で聞かれたんですよ。なので、実は、結構、みんな好きなんだなって思いましたね。

――役者として「あと1作でも2作でも出演作があれば、完璧だった」と、おっしゃっていましたが、今、生きていたら、どんな役者さんになっていたんでしょうか?
う〜ん。それは、わからないですね。僕らが簡単に予想できるような役者じゃないんでね……わからないですね。

――それにしても、本当に壮絶な人生だったんですね。
松田優作っていう人は、やりたいことは全部やるっていう姿勢が凄くある人で。人に批判されようが、顔をしかめられようが、まず、やってみてどうかっていうところがあって。もちろん、一言で言えるほど単純なものじゃないと思いますけど、でも、僕はいつも「優作だったら、これはやるだろう」ってことを思うんです。普通はみんな臆病だから、やったら怒られるんじゃないかと思って引っ込めちゃうってことがあると思うんですけど、松田優作っていうのは、絶対にそれをしない人なんですね。優作も怖いことはあったと思うけど。そういう姿勢は、改めて参考になります。

――それは、太田さんご自身が参考にされて精神のようなものなのですか?
そこまでは言えないですけど、迷ったときとかには、「優作だったら、こっちかな?」「優作ならやるだろう」ってことは思いますね。

――「満足しないで死んだのでは?」とおっしゃっていた、松田優作の役者人生とはどんなものだったと思われますか?
評価を凄く気にしていた人だと思いますから、「自分は圧倒的なのに、なんで世間はこれがわからないんだろう」って、不思議がっていたんじゃないかと思います。悩みとしてあったんじゃないかと。でも、それは、今でもあまり変わらないと思いますよ。僕から見ても、優作は圧倒的な役者なのに、やっぱり、こうやってテレビ番組で特集しなきゃいけないくらいの存在じゃないですか。

――それは、時代が追いついていないからなんでしょうか。
いやぁ、それはどうかな。わかんないですね。

――今日で完結した松田優作特集ですが、太田さんから読者、視聴者におすすめの松田作品を教えていただけますか?
おすすめといいますか、僕が好きなのは、「大都会パート2」「探偵物語」「野獣死すべし」ですね。

――最後に、慎吾さんへのメッセージをお願いします。
慎吾ちゃんは、僕に「次は何の特集がいいか」とか聞くんですが、チャップリンも見てないし、黒澤も見てないし、一体、特集をした意味はあるのかっていう(笑)。まずは、見ろよってことですね。

(太田光さん)

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