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私くらいの年頃の人たちは、たいていジェームス・ディーンから強烈に影響を受けていますよ。――石坂浩二さん
――今日は、石坂さんが大ファンというジェームス・ディーンの特集でした。
なかなか見ごたえのある映像が満載で、楽しかったですね。VTRのなかで、当時のテレビの映像が多く紹介されていたんですが、あんなに残っているのはうらやましいなと、つくづく思いました。あれは、アメリカならではなんですよ。日本だと、テレビの映像はほとんど残ってませんから。アメリカでは、ドラマもフィルムで撮るのに対して、日本はV TRですからね。オイルショックがあったりして、VTRはリサイクルされちゃったんですよ。ですから、フィルムの力って凄いなって改めて思いましたし、ああやって彼のテレビドラマが見られるっていうのが貴重なことなので、嬉しかったですね。

――映画が公開された頃、石坂さんは中学生だったそうですが。
ちょうど、私が中学3年とか高校1年のときだったと思います。彼の10歳年下なんですよ、私は。そのくらいの年頃の人たちは、たいていジェームス・ディーンから強烈に影響を受けていますよ。

――石坂さんから見た、ジェームス・ディーンの一番の魅力はどこですか?
私の通っていた中学が、月に1回、全校で映画を見に行くという変わった中学だったこともあって、映画少年だったんです。マメに映画を見ているなかでも、彼は、ほかの役者とはまったく違うんですよね。「うまいな〜」って思いました。私自身が役者になった今、見てみると、うまさのなかにも彼なりの抑えて抑えて積み上げていく――、一箇所で爆発させずに、ちゃんと計算された演技だなって改めて思いますけど、当時はもの凄く「新しいお芝居だな」って。もちろん、今見ても決して古くないんですけど。でもそれは、彼だけの力ではなく、監督はじめスタッフや共演者の力もあると思いますけど。

――実際に、あれだけアドリブをする役者さんが入ってくると、やりにくいものですか?
そうなんでしょうね。でも、僕が若い頃は、先輩たちがアドリブをぶつけてきて、試されることがありましたね。特に、関西系の方とやると、セリフを飛ばされちゃうんですよ。で、私が「あれ?」ってなると、「そんなのいいから、早くなんかやれ」って。今は、ドラマの現場でも映画の現場でも、そういう役者の倫理とは別に、能率主義みたいなところがありますね。アドリブとかやっていると、NGになる可能性もあるじゃないですか。そうすると時間がかかって、効率的じゃなくなりますから。作品の質以上に、効率を追い求める傾向が少しあるのかなって思います。

――最後に、香取さんにメッセージがあればお願いします。
今日が2回目の出演だったんですが、以前以上に、なんだか、彼の部屋といいますか、彼の巣みたいな番組になりましたね。居心地よかったです。

――ジェームス・ディーンのネクタイをしていましたが。
驚きましたね。鑑定してみないとなんとも言えませんけど、本物ならば、500万円は下らないでしょうね。あれは、大変なものですよ。きちんと、返却してくださいね(笑)。
(石坂浩二さん)
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