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60年前に比べて、患者人口は約5倍に増加中という「胆石症」。その症状は激しく、時に七転八倒の痛みを味わう時もあるという。あてはまるものにチェックしましょう。
夕食は、和食よりも洋食が多い。
最近、かなり過密スケジュールの旅行をした。
お腹に肉が付き過ぎて、水着を着る自信がない。
食べ過ぎ・飲み過ぎは日常茶飯事だ!
1日に5回以上、ムカつく事が起こる!
仕事で、一日中座っていることが多い。
肉の脂身が大好き!ステーキは当然サーロインだ。
右肩がジワジワ痛む時がある。
私は、子だくさんのママです!
胃の辺りに刺すような痛みが走ることがある。
0〜3個:とりあえず安心です。
4〜7個:症状によって医師の相談を受けた方がよいでしょう。
8〜10個:石が出来始めている可能性があるので、一度、内科・消化器科でエコー検査を受けた方がいいでしょう。
胆石症は、胆のうと深い関係があります。そもそも胆のうとは、肝臓のすぐ下に位置し、肝臓で生成される胆汁(たんじゅう)を蓄えて、濃縮する消化器官。脂っこい食べ物を取った時、胆のうはその情報をキャッチして、蓄えていた胆汁を胆管と呼ばれる管から十二指腸に送り込んで消化を助けます。この胆汁の成分バランスが崩れて結晶化し、胆のうの中や胆管に石が発生してしまう病気が、胆石症なのです。その大きさは様々で、1〜3cmの場合もあれば、ニワトリの卵ほどの大きな石がひとつできることや、数ミリ程度の石が数十個〜数千個できることもあります。しかし、こうした胆石が発生しても、必ずしもトラブルを起こすとは限りません。とはいえ、最悪、死に至る場合もあるので、ミゾオチ辺りに刺すような痛みを感じた時は、内科・消化器科で腹部エコー検査を受けたほうがいいでしょう。日本人の発症率は100人中、6人程度。なぜか女性に多く、患者数は男性の1.5倍〜2倍といわれています。特に何度も出産を経験した女性は、発症するリスクが高くなるようです。胆石症になる危険因子としては、(1)脂っこい食事のとり過ぎ、(2)暴飲暴食、(3)運動不足、(4)肥満、(5)ストレスや過度の肉体疲労などがあげられます。胆石の多くは、胆汁の中に溶け込んでいるコレステロールが結晶化したもの。エビ・イカ・卵・ウナギ・ウニ・魚卵などのコレステロールを多く含む食材や、バターや肉の脂身など、動物性脂肪の取りすぎには注意しましょう!
1日に2〜3杯のコーヒーを飲むと、胆石症を発症する危険が4割も少なくなるという研究発表も。これは、米ハーバード大の博士らによるもので、男性4万6千人を対象に調査を行ったところ明らかになったそうです。カフェインを減らしたコーヒーやカフェインの少ない紅茶では、効果がなかったので、カフェインの何らかの作用で石ができるのを防いでいると考えられているようです。
食生活の欧米化により、脂肪の摂取量が増えたことが、日本人の胆石症増加の原因と言われます。そこで、見直したいのが和食。小豆、大豆などの豆類、海藻、きのこ、いも、緑黄色野菜など、繊維質を多く含む食品を摂取できる和食は、胆石症を防ぐ強い味方だそう。特にこれから出産を考えている女性は、できるだけ和食中心の食生活をこころがけたほうがよさそうです。
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