スマデータ投票
モバイルサイト
メールマガジン
ケイジバン
番組へのご意見
最新号のTOP

日常のストレスなどから胃がやられてしまう「胃潰瘍」。
現在、日本に400万以上の患者がいて、放置すると失明してしまう「緑内障」。
今回はこのふたつの病気にかかる危険度をチェックしましょう。
1日10時間以上の労働は当たり前だ。
マイナス思考で、物ごとを悪い方に考えてしまいがちだ。
毎日、酒やタバコが欠かせない!
食事はいつも早食い・大食いだ。
食後にミゾオチのあたりが痛むことがある。
やたらとゲップが出る。
カフェインを多く含む飲み物を、四六時中飲んでいる。
最近、食欲が落ちてきた。
時々、吐き気をもよおす。
ドス黒い色のウンチが出る。
0〜3個:とりあえず安心です。
4〜7個:症状によっては医師に相談した方がよいでしょう。
8〜10個:内科・消化器内科を受診することをオススメします。
胃潰瘍は、胃から分泌される消化液「胃液」によって、胃の壁が溶かされて深く傷ついてしまう病気。鉄をも溶かす塩酸や硫酸に匹敵する酸性度ph2〜1の胃液によって胃自体が溶かされないように、通常は胃の粘膜に特殊な粘液が分泌されます。が、バランスが崩れて胃液が増えすぎたり、粘液の分泌量が減ると、胃の粘膜が酸によって溶かされてしまうのです。代表的な症状は腹部の痛み、胃酸過多、出血。症状が悪化すると、発生した潰瘍が血管を破って大出血を起こすリスクがあります。また、胃の壁に穴があき、そこから消化物や消化液が胃の外に漏れて急性腹膜炎を起こす場合も。胃潰瘍の最大の原因はストレス。また最近注目されている原因に、ピロリ菌(十二指腸に生息する菌で、胃酸から守るためにアンモニアを作る。主な感染源は浄水が不十分な飲料水)があります。ほかに、タバコやアルコールの取りすぎ、カフェインを多く含む飲み物や、炭酸飲料、香辛料や塩っ辛い物、甘いお菓子、熱すぎたり冷たすぎる食べ物も胃を刺激するので要注意です。さらに、長時間空腹でいると、胃液が胃そのものを消化し、胃潰瘍になってしまいます。
胃の粘膜の状態を良くする栄養素はビタミンA、B、C、U。特に、キャベツに含まれるビタミンUは、潰瘍から粘膜を守る作用が(胃薬の商品名に似てるものがあるのも納得!?)。では、良いキャベツの目安とは? まずは外の葉が濃い緑色でツヤがあるものが○ そして、大きくて、見た目より重さがあるものを選びましょう。1/2カットのものは断面を見て、葉の隙間が詰まっているものを。軸は全体の高さの2/3以内のものが良いそうです。
潰瘍ができる部位が違うということ以外に、胃潰瘍と十二指腸潰瘍には様々な違いがあります。まず胃酸の分泌量の違い。この量は十二指腸潰瘍の方が多いんです。また原因となるピロリ菌の分布範囲が胃潰瘍は広く、十二指腸潰瘍は狭いといわれています。また、胃潰瘍の患者は40〜50代が多く、十二指腸潰瘍は20〜40代に多いんです。さらに、食文化の影響も大! 日本では胃潰瘍の患者が多く、欧米では十二指腸潰瘍が多いそうです。
 
 
 
職場や家庭でよく激怒する。
ネクタイはいつもきつく締めている。
近頃、肩こりがヒドい!
家でうつ伏せになって、本や雑誌を読む。
冷え症に悩まされている!
かなりの近眼で、メガネやコンタクトなしではいられない。
薄暗い場所に長時間いる事が多い。
時々、目の奥や頭がジワジワと痛い。
最近、新聞などの細かい字が読みにくくなった。
子供の頃に、強く眼をぶつけたことがある。
0〜4個:とりあえず安心です。
5〜7個:症状によっては一度眼科医を受診したほうがいいでしょう。
8〜10個:早めに眼科で眼圧検査・眼底検査を受けて下さい。
緑内障は、眼圧(眼球内部の圧力)によって視神経が圧迫されて壊れ、眼が見えなくなる病気。眼球には血液の代わりに栄養を運ぶための液体が流れていますが、この排水がうまく機能しないと、眼球内に液体が充満して眼圧が高くなってしまいます。緑内障を放置すると失明に至ってしまいます(失明の原因としては、糖尿病網膜症に次いで第2位)。初期症状には眼精疲労、肩凝り、目の痛み、頭の重圧感などがありますが、緑内障のほとんどは慢性的に悪化していくことが多いようです。原因は強度の近視、うつ伏せや頭を下げた姿勢、眼の打撲など。眼の打撲は、ケガをしてから20〜30年かけて緑内障に発展する場合があるので、注意して下さい。また、緑内障には慢性と急性があります。前者は眼圧が正常なのに発症するケースも。低血圧、冷え症、偏頭痛など、循環障害を抱えている人に特に発病しやすいようなので要注意。後者は非常に珍しいケースですが、過剰な興奮や薄暗い場所に長時間いることで、突発的に眼圧が高まって痛烈な目の痛み、著しい視力低下、頭痛、吐き気などの発作に突然襲われます。患者のうち約9割は自覚症状のない「隠れ緑内障」。特に、50歳以上の女性や遠視の人は発症リスクが高いので注意を。
緑内障は長い歴史を持つ病気。なんと紀元前4〜5世紀にヒポクラテスが緑内障について書いています。緑内障をglaucomaと言いますが、その名前の由来はギリシャ語のglaukos。bluish-greenという意味の言葉です。一説によると、失明した時に瞳が地中海の色であるbluish-greenになることから来ているとか。
緑内障の大敵は眼圧の上昇。眼圧を上げるよな成分の入った薬の使用は注意しましょう。ちなみに、そのような成分は風邪薬や鼻炎薬などに含まれる抗ヒスタミン剤、胃薬に使用される抗コリン剤、そしてステロイド剤。他の病気を治すために緑内障を悪化させてしまった…では本末転倒。薬を使用する時は、必ず医師に相談するようにしましょう。
Copyright(C)2004
TV-ASAHI
All Rights Reserved.