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日本人の3人にひとりが患っている「痔」。その原因は生活習慣に…。
当てはまるものにチェックして、患う危険度を確認しましょう。
お正月は、なんだかんだで飲んだくれてました!
冬こそスポーツ! スノボやスキーが大好き。
仕事中、座りっぱなしや立ちっぱなしになることが多い。
1日3食きちんと食べることはまずない。
忙しくて、便意を催しても我慢することが多い。
辛〜いものには目がない!
よく下痢や便秘になる。
睡眠不足で、疲れがたまっている。
妊娠・出産の経験がある。
トイレにこもっている時間は長い方だ。
0〜3個:とりあえず安心です。
4〜7個:生活改善の必要があります。
8個以上:痔になるリスクが非常に高いので、肛門科を受診してください。
下痢や便秘、ストレス、睡眠不足や肉体疲労、肛門の不衛生、長時間続く同じ姿勢、体の冷え、刺激物の食べすぎ、妊娠や出産などが原因で、肛門付近に炎症ができる。そこから「痔」につながるケースが多いのです。「痔」には大きく分けて3つのタイプがあります。ひとつは痔核(じかく)。肛門に負担がかかることによって、付近の組織が出っ張り、イボ状の塊になってしまう、いわゆるイボ痔のことです。痔核は直腸の粘膜にできる場合は痛みは特にないですが、肛門の外側にできると激しい痛みに襲われます。また排便の際に便とこすれて、多量の出血が。ポタポタ、あるいはピューと勢いよく出ます。ふたつめは裂肛(れっこう)。切れ痔のことで、硬い便や下痢便などで肛門の壁が傷ついて切れたり、裂けたりする痔です。便秘がちな女性に多いタイプです。排便の際に激痛が走り、その後もジワジワとした痛みが付きまといます。出血はそれほどありません。3つめは痔ろう。穴痔とも呼ばれる、肛門付近に膿の通り道ができてしまった状態のことです。直腸と肛門の境目にある小さな窪みに、下痢などの液状の便が入り込み、細菌感染して化膿。すると、眠れないほどの痛みと39〜40℃の熱が襲います。膿を出し切ると症状は治まりますが、膿のたまっていた管は残るので、常に細菌が入り込み再発するリスクが伴います。痔を防ぐためには、朝食をとって排便しましょう。もしスムーズに排便できなくても、長時間トイレにこもるのはNG。痔のリスクを高めるので注意しましょう。
痔などの肛門病は古代からあり、治療の記録がバビロニアのハムラビ法典などに残されています。ポンペイの遺跡では、肛門疾患の治療器具が見つかっています。ルイ14世やヘンリー5世ら歴史上有名な人物が痔ろうだったのは有名。痔って、歴史の長い病気なんですね。
痔に効く神様がいるって御存知ですか? 東京・台東区にある本性寺の門柱には“ぢの神”と表記されているんです。江戸時代、痔を患っていた岡田孫右衛門という人物は、この寺で治癒祈願を続けていたそうです。が、報われることなく死去。その後、同じく痔を患う友人が墓前に参ったところ、たちまち完治したというのです。その噂が広まり、孫右衛門(法名=秋山自雲)が本性寺に祀られたとか。他にも、いろいろな痔の神様が存在し、祈願が行われていますが、中でも面白いのが目黒の蛸薬師成就院にある“おなで石”。これは黒い石で、御真言を唱えながら患部を1時間以上撫でると、痔などの病気に効くと言われています。一連の作業は毎日しなければならず、なぜかその期間はタコを食べてはいけないんですって。
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