ク(!)になるという山田さんの説明には、思わず声を上げて笑ってしまいました。おもしろい! でも、冗談ではなくて、これが表現の本質を突いている、ということなんですよね。 山田理論によれば、「スタッカートは音を短くきるのではなく、特別
たりと合致していて、同時にどこか懐かしさを感じさせる音楽。植松伸夫さんは「喜びと悲しみが同居している音楽」と表現していましたが、それってなんだかモーツァルトみたいですよね。 アイリッシュ・パブでみなさんが楽器を持ち寄
みいただきました。あの「ゴジラ」の主題の部分も迫力があってすばらしいのですが、山根さんが「桜が散るような儚さ」と表現していた抒情的な部分も聴きごたえがありましたよね。若い奏者がこういった作品を演奏してくれると、作品が
に弾ききってくれました。切れ味のあるテクニックと作品にふさわしい豊かなパッションと推進力。加えて抒情的な表現も巧みで、大変に聴きごたえがありました。最後のカデンツァからの怒涛の終結部は迫力がありましたよね。 ベー
に出演するジャンルの垣根を超えたアーティストたちには、なんらかの民族的伝統に立脚しながらも、そこに新しい表現を取り入れて、オリジナリティのある音楽を生み出している人が多いように思います。林英哲さんやクレズマー
掛け合いが聴きどころです。第1楽章について、辻井さんは「月を見ながら散歩している」、三浦さんは「恋人同士の会話」と表現していたのがおもしろかったですよね。三浦さんは、続く第2楽章で恋人たちはやがてケンカをして、でも終楽章
といえるでしょう。デイヴィッドの軽やかで伸びのある高音、カルロスの深みのある力強いバリトン、セバスチャンの表現力豊かで甘い声質、ウルスのリリカルで端整な歌唱スタイル。それぞれのソロの部分も大変聴きごたえがありま
をいかに情感豊かに演奏するかがテーマ。心が折れそうになりながらも前向きにがんばる女性を応援する気持ちが表現されているというこの曲、高校生にとっては少し背伸びが必要な音楽のようにも思ったのですが、本番の演奏は
ければならないという特殊な条件での演奏でしたが、関本さんはこれを「他の楽器とアンサンブルをしている感覚」と表現してくれました。これには納得。しかも音楽の流れに無理がないのはさすが。脱帽するほかありません。 ザギトワ選
た。ただ流れるような美しいメロディを作るのではなく、メロディの合間に低音をさしはさんで、引きずられるような表現を加える。これで曲にぐっと奥行きが感じられるようになります。アルトフルートの深みのある音色を活用した