はならない。大義なき戦争に突き進んだロシア軍に対し、ウクライナ軍には国を守るという大義があった。軍事同盟のNATOにも、経済・政治の連合であるEUにも属さず、ウクライナという単体で巨大なロシア軍と戦った。その事実は残る。 そし
定になかった」言葉を否定できない。究極の内政干渉を行っているのは誰か。それはプーチン大統領その人ではないか。 NATOの東方拡大を警戒し、ウクライナもその一翼を担うようになれば国の存続にかかわる重大な事態だと、プーチン大
できたのに、互いに甘く見ていた結果ですよ」と言いながら、こんな解説をしてくれた。 ロシア、特にプーチン大統領にはNATO・北大西洋条約機構が東方に拡大することへの潜在的な恐怖と極度の警戒心があった。とりわけ「兄弟国」であるウク
となり、「核には核で」という衝動につながっているかに見える。軍事的中立の立場を重視してきたスウェーデンなどが、NATO(北大西洋条約機構)への加盟を急いだのも、この巨大な西側の軍事同盟の核の傘に入ることを良しとしたからであ
持っていた。ふたりとも、クリミアをロシアが併合するのは理にかなっていると考えていたし、西側の軍事同盟であるNATOが東方へと拡大することに強く反発していた。 しかし、プーチン氏が独裁色を強めるにつれ、ゴルバチョフ氏は重大
はならない。大義なき戦争に突き進んだロシア軍に対し、ウクライナ軍には国を守るという大義があった。軍事同盟のNATOにも、経済・政治の連合であるEUにも属さず、ウクライナという単体で巨大なロシア軍と戦った。その事実は残る。 そし
定になかった」言葉を否定できない。究極の内政干渉を行っているのは誰か。それはプーチン大統領その人ではないか。 NATOの東方拡大を警戒し、ウクライナもその一翼を担うようになれば国の存続にかかわる重大な事態だと、プーチン大
できたのに、互いに甘く見ていた結果ですよ」と言いながら、こんな解説をしてくれた。 ロシア、特にプーチン大統領にはNATO・北大西洋条約機構が東方に拡大することへの潜在的な恐怖と極度の警戒心があった。とりわけ「兄弟国」であるウク
持っていた。ふたりとも、クリミアをロシアが併合するのは理にかなっていると考えていたし、西側の軍事同盟であるNATOが東方へと拡大することに強く反発していた。 しかし、プーチン氏が独裁色を強めるにつれ、ゴルバチョフ氏は重大
となり、「核には核で」という衝動につながっているかに見える。軍事的中立の立場を重視してきたスウェーデンなどが、NATO(北大西洋条約機構)への加盟を急いだのも、この巨大な西側の軍事同盟の核の傘に入ることを良しとしたからであ