一さんはリムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」を速弾きしてくれました。この曲、もともとはオペラのなかの一場面で登場する曲で、速弾きのための曲というわけではないのですが、熊蜂の羽音の描写がコミカルなこともあって、よくヴ
ースのように、叩かないタイプの楽器であっても、打楽器奏者が担当します。ルロイ・アンダーソンの「タイプライター」に登場する機械式タイプライターや、ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」で使われる車のクラクションのように、本来
されました。伝統音楽の楽器というイメージが強い箏ですが、LEOさんのような現代箏曲に取り組む若いプレーヤーが登場することで、また新たな伝統が築かれていくのでしょう。 LEOさんがいろいろな奏法をデモンストレーションして
田智大さんは12歳で、奥田弦さんは10歳でデビュー・アルバムをリリースしています。才能のあるピアニストが続々と登場する昨今ですが、ここまで早くから活躍している人はめったにいません。 ショパンのバラード第1番をふたりの
。桶胴太鼓は軽くて持ち運べる機動力が特徴。オーケストラで使われる西洋楽器でいうと、ビゼーの「アルルの女」などに登場するプロヴァンス太鼓(タンブラン)に少し似ています。長洞で紐が張ってあって、肩から吊るして叩くことが共
ションが二日間にわたって開かれるほどの盛況ぶり。 なにしろ楽器不問、ジャンル不問の「夢響」ですので、どんな楽器が登場するのかも見どころのひとつ。オーソドックスな楽器だけではなく、昨年のように段ボール箱やオカリナなど、予
のさまざまな宗教音楽を組み合わせて編曲したというオリジナル曲。宗教の違いも時代も超越した音楽です。冒頭で登場するのは、中世ドイツの女子修道院長であり作曲家のヒルデガルト・フォン・ビンゲンの「おお、智慧の力よ」という曲。
家たちがマジックを披露。最後の鳩にはびっくりしましたよね。 「時の踊り」はポンキエッリ作曲のオペラ「ジョコンダ」に登場するバレエ音楽です。優雅なバレエをあえてカバやゾウのような大型動物に踊らせるところにディズニーの創
ャンルで使われ、なおかつ歴史のある楽器もないでしょう。文献や図像では13世紀にはすでににギターらしき楽器が登場すると言います。弦の数や材質など、時代とともに形を変えて、19世紀には現代のようなアコースティック・ギター
打が発車ベル、弦楽器のリズムは「ガタンゴトン」をあらわすのだとか。しかも弦楽器による「プシュー」という蒸気音まで登場するのですから、これは蒸気機関車そのもの。今後、この曲の聴き方が変わってしまいそうです。 飯尾洋一(音楽ジャ