曲を眺めてみると、どちらかといえば海派が優勢のように思います。今週は「海を感じる音楽会」。波がもたらす不規則なリズムは、作曲家の創作意欲を刺激するのかもしれません。 ブリテンの「ピーター・グライムズ」は北海に面した漁港を舞
京音頭」では、合唱と吹奏楽という組合せで、民謡がさまざまなスタイルでアレンジされていました。サンバなど外国のリズムも取り入れたハイブリッド民謡とでもいいましょうか。楽しかったですよね。合唱と吹奏楽が共演するレパー
名が国際的に知られるきっかけとなったのは、小澤征爾指揮ボストン交響楽団の初演による石井眞木作曲の「モノプリズム」。1976年に世界初演され、以後、日本やヨーロッパでも演奏されています。ごく最近の話題としては、昨年、東京で開催
楽器が集まって、「ONE ASIA クラシック・オーケストラ」が編成されました。楽器の種類は一般的な西洋楽器のオーケストラよりずっと多いことになります。これだけ多彩な楽器を使って、ひとつの音楽を演奏するという発想がユニークです。 珍
うな作品は、今やテレビCMなどでも使用されるほど広く親しまれる名曲になっていますが、その響きの性質や柔軟なリズムはそれまでの古典的な音楽とは一線を画しています。 ドビュッシーの音楽にはさまざまな特徴がありますが、
シックにもショパンやメンデルスゾーンのように舟歌を書いている作曲家はたくさんいますが、こちらは和風です。リズミカルに前へ進むというよりは、ゆったりとした広大な流れをたゆたうようなイメージがありました。 飯尾洋一(
あります。民謡やポップ・ミュージックだけではなく、クラシック音楽でも名曲と呼ばれる音楽のほとんどはダンスのリズムと密接に結び付いています。バレエ音楽や舞曲はダンスそのものですし、交響曲にもメヌエットのようなダン
とともにスパークのトロンボーン協奏曲を演奏。スパークは吹奏楽で人気のイギリスの作曲家です。軽快なラテンのリズムに乗って、はじけるような明るいサウンドが聞こえてきました。中川さんのソロと高校生たちのトロンボーン
る人気曲になりました。でも、意外とこの曲の演奏って難しいんですよね。ブラス・セクションの輝かしさやキレのあるリズム感がなければ、作品本来の高揚感が伝わってきません。 その点、原田慶太楼さんの指揮はジョン・ウィリアムズ本
ンカチーフ」にベートーヴェンが融合するというまさかの組合せ。交響曲第7番と一体化して「木綿のハンカチーフ」がリズミカルに変身。「田園」や「第九」も混入して、ベートーヴェン風の執拗さも演出されていました。 そして第4楽章はフィ