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野口みずきの五輪不出場決定がJOCから発表されるや否や、北京の日本メディアたちは猛ダッシュで関連取材開始!
急遽私も野口のシューズを作ったアシックスの三村氏の夕餉を急襲してしまいました。
「今日聞いてもう、がっかりだよ」
三村さんもかなりの落胆振りでした。
「7月3日の野口の誕生日に足の測定をしたんだけれど、以前は偏っていた靴の減りもなくなって、とってもいいフォームに仕上がっていたんだよね。この調子なら連覇間違いなしというくらい調子がよかったんだ。こういうときは気をつけろよ!といって別れたんだけれどね、まさかこんなことになるとは・・・」
“調子がいいときこそ気をつけろ!”
これはオリンピックではとても大切な言葉です。
好調で注目されていると妙なプレッシャーを自分にかけて、自爆していく選手もいます。
中国で最初の金メダルを獲得するだろうと期待されたエアーライフルの杜麗選手は、プレッシャーから2大会連続の金メダルを逃しました。
ウェイトリフティングの三宅選手もそんな一人かもしれません。
反対に、あまり注目されていないと、自分のペースでしっかり試合を運び、思わぬ結果をもたらす選手たちもいます。
オグシオに注目が集まる中、のびのびとプレイをして「自分たちの持ち味の楽しむバドミントンをしたら勝ってしまいました」という末綱・前田組。世界ランキング1位の中国ペアを破ってベスト4に進出しました。 |