8月1日に北京に入りました。
まず驚いたことは、空港で綺麗な夕焼けが我々を出迎えてくれたことです。
「大気汚染」が深刻な問題と聞いていたので、
遠い山々まで見えるほどの真っ赤な夕焼けには非常に驚きました。
中国人のコーディネーターの方に話をきくと、
私が到着する前に数日間連続で雨が降っていたそうで、どうやら空気が浄化され、
北京市民でも滅多に見ることができない「夕焼け」が出現したとのことでした。
そして気になるのが、その「連続して降った雨」が自然の雨なのか、
それとも人工的な雨なのかという疑問です。
ご存知のとおり、中国ではロケット弾を使用したり、
航空機を利用して薬剤を散布したりするなど、
人工的に雨を降らすシステムが当たり前のように行われています。
ですから、日本で「雨」と言えば自然の摂理となりますが、
ここ北京では「雨」と言えば、2つの選択肢が存在することになります。
雨が降ってきたときに、この雨は「自然の雨」なのか、「人工的な雨」なのか、
と考えてしまうのも北京ならではのことだと感じています。
そして、私が到着する前に降った雨は、どうやら「自然の雨」だと言うことです。
中国当局からはそのように発表されています。
「雨」には選択肢が2つある。
これが、私がまず感じた「中国」の現在です。 |