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身長
165cm
出身地
東京都
出身校
豊島岡女子学園高等学校→
慶応義塾大学
入社年月日
2008年4月1日
星座
射手座

2018/10/24  まだまだアツい。語ります

このコラムを書くにあたり、あふれる思いを綴っていたらあまりに長文になってしまったため、推敲するのに時間がかかりました……。ゆえに、少し前の話となります。

今月5日、自宅に友人たちを呼んで上映会をしました。
なんの上映会かというと……


ハイテンションで開封する瞬間のわたくし

「おっさんずラブ」です。

2016年の年末に放送された単発ドラマからスタートして今年4月クールには連続ドラマとなり、大きな話題を集めました。ドラマの放送時間になるとTwitterでのつぶやきが急増し、“トレンド入り”するほどの人気に。6月に放送終了したにも関わらず、その後も次々とグッズが発売されたり展覧会が行われたりとファンの心をとらえつづけ、まだまだ私も熱が冷めずにおります。
放送後に発売されたオフィシャルグッズは数多くあり、その中でも私は、名言Tシャツ、オフィシャルブック、サウンドトラック、「おっさんずラブ」展、シナリオブックなどに次々とお金をつぎこみ!? ついに、満を持して10月5日に発売されたBlue-ray BOXを手にしたときは感動もひとしお。ドキドキわくわくしながら待ち望んでいた発売日当日の夜、友人たちとともに上映会を開催し、終電の時間と戦いながら特典映像をひたすら見たのでした!
ちなみに参加してくれた友人のひとりは中学高校の同級生で、卒業以来疎遠だったのですが、「おっさんずラブ」をきっかけに再び連絡を取り合うようになり、15年弱のブランクも感じることなく日々語り合う仲です(笑)
「おっさんずラブ」はこんな縁も結んでくれました……


相変わらずのハイテンション。唐揚げも用意しました

このドラマの魅力の一つは、登場人物がみんな、とっても「いい人」だということ。一見ラブコメディなのですが、見進めていくと、今まで勝手に抱いていた“恋愛の常識”ってなんだったんだろう?と思えて、主人公たちの純粋な愛を心から応援している自分がいることに気づくのです。
みんな、自分の「好き」にまっすぐだけれど、誰かを頭ごなしに否定したり、価値観を押し付けたりしないところがすてき。 “人を好きになる”とはどういうことだろう、と改めて考える、まっすぐな恋愛ドラマでした。
ちなみに私は、エリートで仕事ができて格好良いのに、冷静沈着なようでときに気持ちが暴走してしまったり、好きな人の幸せのためならと自分勝手に身を引こうとしたりする、実は不器用な牧くんが好きです(笑)

◇◆◇

少し話は変わりますが、テレビ朝日で2016年に放送された「ユーリ!!! on ICE」というアニメも大好きで見ていました(来年公開される劇場版も楽しみですね!)。
原作者の漫画家・久保ミツロウさんのフィギュアへの思いから生まれた個性豊かなキャラクターや、フィギュアグランプリシリーズを放送するテレビ朝日ならではのリアルな試合描写、スケートシーンの丁寧な作画の美しさなどで多くのファンを魅了しました。
このアニメで描かれるのは、フィギュアスケート選手である青年の成長物語ですが、フィギュアスケートの振付テーマが「愛」であることもあり、主人公は様々な愛の形について考えます。
憧れだった選手が自分のコーチを務めてくれることになった主人公が、成長する中でコーチに対して抱く感情は、あえて分類するならば「師弟愛」となるでしょう。ただ、そこには、そんなふうに愛の形を規定する必要なんてあるのだろうかと思わせるものがあります。
「かけがえのない存在への愛」について、いわゆる“ふつうの”男女の恋愛ではない愛の形があることを教えてくれるアニメでした。

◇◆◇

何がふつうで、何が常識なのか。それは人によって違うはず。
「男だから、女だから」「男らしく、女らしく」……今まで何かしら、そういった言葉や考え方に縛られて息苦しさを感じていた人が、もっと自由に生きて良い時代。
「おっさんずラブ」や「ユーリ!!! on ICE」のような作品が、性別や年齢を問わず多くの人に愛されるようになり、もっと自由に好きなことや好きなものについて語れるようになり、自分の幸せを堂々と感じられるようになれば、とっても生きやすい世の中になると思います。


シナリオブックもじっくり読みました

なんだか大きな話になりましたが、「おっさんずラブ」の続編がいつか放送される日を願いながら、秋の夜長にBlue-rayを再生して過ごしている、本間でした。

いまだ着る勇気がなくて袖を通さずにいる牧くんの名言Tシャツを、そのうちお披露目したい……