

2008年11月28日
様々な分野で可能性が広がる「ナノバブル」。
直径20分の1の泡に高圧、高熱の力を加えることで、超微小な泡、「ナノバブル」は作られる。「ナノバブル」の泡は、1万個並べても、1ミリに満たないほどの小ささ。
「ナノ」とは10億分の1を意味する。
目に見えない「ナノバブル」は水の中で、長時間消えず、維持される。これが未だに解明できない様々な効果を生み出している。酸素やオゾンなどの気体を目に見えない大きさの泡にする技術が花開こうとしている。
実は3年前、愛知万博で「ナノバブル」は注目された。大勢の来場者を驚かせた巨大水槽の中に、海水に生息する鯛と淡水に生息する鯉が共存できた。
その秘密が酸素ナノバブルだ。
この不思議な水槽を展示したのは、東松島市のREO研究・研究開発室の千葉金夫室長。千葉さんは、ナノバブルを実用化した第一人者だ。
水槽の中には、鯛や鯉のほかに鰺、そして金魚までが共存していた。
千葉さんは、元々工場などの排水処理の技術を開発していた。その中で、殺菌効果が認められているオゾンを微小な泡にして汚水や地下水を浄化する装置を発明した。
この装置を設置し、浄化し終わった排水を流したところ摩訶不思議な現象が現れたという。
「流れて行った先の排水溝の中の草がドンドン生えてきた。地下水を浄化して生きている魚介類の魚の活魚センターに供給してもものすごく魚が元気」と千葉さんは話す。
千葉さんによれば、泡が小さいほど消えることはなく、効果が持続するという。
ピンク色をした水がオゾンのナノバブル。水は地下水を利用し、千葉さんが開発した機械で泡を小さくしナノバブルにするという。味は、しょっぱく、ちょっと海水のようなもの。
歯周病、口内炎、後は白内障の治療したときの消毒とかに使われているという。
女川港すぐ近くの水産加工工場の三好屋では、3年前日本で初めて牡蠣の洗浄にオゾンバブルを使い始めた。ス−パーの食品売り場などに卸す生食用のカキは、今まで、塩素消毒され、その後、海水で洗われパッキングされた。ここではオゾンのナノバブルに切り替えた。
三好屋の松川正宏社長は「非常に殺菌力から風味から何からみんないいのでびっくりしています」と言う。
宮城県の白謙かまぼこ店のかまぼこ工場でもナノバブルが利用されている。