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緊急企画「徹底解剖・バーレーンってどんな国!?」
ついに山場を迎えたワールドカップドイツ大会アジア地区最終予選。現在B組は、イランが勝ち点7でトップ。我らが日本は勝ち点6で2位。その日本を勝ち点4でピタリとつけているのが、来週6月3日、日本がアウェイで対戦するバーレーンです。強豪バーレーンとのアウェーゲームは、勝てばワールドカップ出場に大きく近づき、負ければ予選突破に黄信号が点滅する、まさに正念場。そこで、香取応援団長自ら敵地バーレーンに乗り込むことが決定! 更に翌日のSmaSTATION-4もバーレーンから生放送することが決まりました。しかし、バーレーンは、日本人にはあまり馴染みのない未知なる国。一体、どんなところなのでしょうか? 初アウェーの香取団長と、全国のサポーターの皆さんのために徹底取材を敢行!!
Q1.バーレーンって一体どこにある国?
日本から8000キロの彼方――アラビア半島の北に浮かぶ、小さな島がバーレーン。面積は700平方キロメートル…これは東京23区を少し大きくした程度。この季節の気温は、40度を越える猛烈な暑さ。しかし、夏場以外の季節は意外と過ごしやすく、UAEのドバイと並ぶ中東屈指のリゾート地のひとつになっています。バーレーンという国名の語源は、アラビア語で「海」を意味する「バハル」(BAHR)と、「二つ」を意味する「レーン」(REIN)からきており、直訳すると「二つの海」。これは島を取り巻く海と、豊富な地下水を意味している、といわれています。また、ここバーレーンは、聖書に記された「アダム」と「イヴ」が暮らしたという楽園「エデンの園」があった場所ではないか、とする説も存在します。バーレーン南部には、見渡す限りの荒野にたった一本「生命の木」と呼ばれる大木が立っているおり、これなどはまさしく、エデンの園にあったという「生命の木」を彷彿とさせるのです。
Q2.石油によって国の基礎を築いたバーレーン。では、バーレーンのガソリンスタンドで、ガソリン1リットルを購入すると一体いくら?
正解は、1リットル当たりおよそ20円。日本では、リッターあたり、およそ100円程度である事を考えるとかなり安いですね。石油国と知られるこのバーレーンが現在、力を入れているのが「観光」。もともと石油ビジネスで栄えた国だけに観光スポットは少なく、現在、アメリカなどから資本が投入され、国内の至る所で急ピッチの開発が進んでいます。そんなバーレーンの中で最も有名な観光地は「グランド・モスク」。イスラム教の寺院であるモスクは、町の至るところに存在しますが、その中でも最大のモスクが、1988年に建造されたこのグランド・モスク。一般のモスクと違い、イスラム教徒以外でも見学が可能なため、毎年数万人もの観光客が訪れるそうです。ちなみに、イスラム諸国でも自由な風潮のバーレーンですが、モスクに足を踏み入れる場合はできればイスラムの正装が好ましいといわれています。
Q3.イスラム教国のバーレーン、やっぱりお酒はNG?
実は、飲めます。基本的には飲酒が認めらていないイスラム諸国。しかし、ほかの国に比べれば制約の少ないバーレーンでは、ホテルやレストランで、比較的自由にアルコールを飲むことが可能です。ちなみにイランでは、イスラム教徒はもちろん、海外からの観光客などの飲酒も絶対NG。ホテルなどにもアルコールは一切置いておらず、もしも飲酒が見つかるとむち打ちの刑、外国人も強制退去、と厳しい処罰が下されます。また、イスラム諸国では、女性が外で肌を見せる事はNGですが、世界各国からビジネスや観光で訪れる人の多いバーレーンでは、海外の女性が半袖を着ている光景もそれほど珍しくありません。
とは言え、さすがに女性が短パンやタンクトップを着ていると、好奇の目で見られる可能性があるので、避けたほうが無難。一般的にイスラム教徒の女性は「アバヤ」と呼ばれる黒い全身衣装や、スカーフで頭を隠しています。しかし一概にイスラム、中東といっても服装は様々。例えばイランやサウジアラビアなど戒律の厳しい国では、女性は黒尽くめのアバヤなどで完全に全身を覆い、他人に肌や髪の毛を見せるのは一切NG。一方、バーレーンやUAEのドバイなどでは、華やかな刺繍入りのアバヤや、頭にスカーフをつけただけの女性なども見かけられるなど、自由なお国柄を象徴しています。そんな中、、バーレーン女性の間で最近流行しているアバヤが「漢字入りアバヤ」。日本人から見るとまったく意味不明の文字ですが、バーレーンは中東の中でも特に親日的な国としても知られているのです。
Q4.バーレーンで古くから多い結婚相手とは、一体どんな人?
正解は「いとこ同士」。バーレーンに限らず、イスラム諸国では、いとこと結婚する事が珍しくありません。これは古くからの慣習で、収入や身分が違うものや、異なる宗教派閥同士の者が結婚しないようにするため、といわれています。そんなバーレーンで、実は数年前、こんな出来事が起こり話題になったことも。アメリカ海兵隊員として、バーレーンに赴任していたジェイソン・ジョンソン伍長は、モールで買い物中にひとりのバーレーン女性と恋に落ちました。その女性とは、現首長の親戚であり、王族のひとり、メリアム王女。王族と一般市民、ましてや異なる民族、異なる宗教同士の恋愛。この交際を知った王族は、当然猛反対しましたが、若いふたりの恋心は止められず、メリアム王女はなんと変装をして、アメリカへと駆け落ちしてしまったのです。メリアム王女の固い意志を知ったバーレーン王族は、やむなく王女の結婚を承認。この美談に全米中から喝采の声があがり、一時はハリウッドで映画化の声まで囁かれました。
しかし禁断のロマンスは長くは続かず、その後ふたりは離婚してしまったのです。
Q5.バーレーンで人気のあるものとは?
まずは音楽。バーレーンで、最近人気を集めている曲が、エジプト人歌手ヒッシャム・アッバースが歌う「ハビビダー(HABIBI DAH)」。レコード店でもダントツ人気の売り上げを記録しているといいます。そして若者の間で今人気のスポットが「シーシャ・カフェ」。中東諸国では、古くから好まれている水タバコを、このおしゃれなスポットで楽しみながら夜の一時を過ごすのが、流行りなのです。そして何と言っても、バーレーンでいま最も注目されているのは「サッカー」。「アジアサッカーの新興国」と呼ばれているバーレーン。実は国内では「今回が最初で最後のワールドカップ出場チャンス」といわれているのです。今回の代表チームは、かつてないドリームチームで、今後これ以上のタレントがそろうことはないと懸念されており、さらに、バーレーンの繁栄を支えてきた石油があと20年でつきてしまうため、スポーツ育成の面から見ても、これが最後のチャンス、とささやかれているのです。
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