2022年3月5日(土)よる9時放送

ニュース
番組概要
広瀬すず
【新5千円札の顔】になる!!
《女子教育のパイオニア》
津田梅子の青春を描く
大型スペシャルドラマが誕生!!
LOOK UP!
《ガールズパワー》が日本を変える!?

新紙幣の“顔”、津田梅子の青春をたどるスペシャルドラマ誕生!
デビュー10周年…さらなる飛躍を誓う女優・広瀬すずが熱演!

 2024 年、20年ぶりに新紙幣が発行されます。新たに5000円札の顔として描かれるのは、日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、のちに女子教育の先駆者として活躍した津田梅子(幼名・梅)です。
 女性も自分の意思で未来を選択し、自立していく力が必要――そう信じ、明治という大変革期を力強く駆け抜けた梅。そんな彼女の青春を、2022年にデビュー10周年という節目を迎える女優・広瀬すずが令和の世にあざやかに描き出していきます。

自分の人生を自分で選択できるように…。女子教育の未来を拓いた主人公

 梅が留学したのはわずか6歳のとき。自ら進んで手を挙げたわけではなく、先進的な考えを持つ父・仙に半ば強引にうながされ、国の援助を受けてアメリカに渡りました。
 まだ家族のぬくもりが恋しい年ごろ、寂しさに耐えながら赴いた未知の国で、梅は2つの宝を手に入れます。それは《ともに留学し絆を深めた仲間たち》であり、《生涯かけて追い続けたい目標》でした。
 梅の目標とは、《女性も親や夫に養ってもらうのではなく、自活できるようになること》。当時の日本は、絶対的かつ完全な男性上位社会。女性が自分の仕事を見つけ、自力で生活することなどありえなかったのです。そんな固定観念を打ち破るには、女性たちが自らの可能性に目覚め、行動できるようにうながす教育が必要! その信念を胸に、梅をはじめ、女子留学生仲間たちはガールズパワーで未来を切り拓こうと奮闘していきます。

夢×恋愛×友情を時代のうねりとともに描写! 華麗な鹿鳴館ファッションも!

 本作では、アメリカ留学を終えて帰国した 17 歳から、アメリカに再留学する 25 歳までをメインにストーリーを構成していきます。11年間という長い留学を終えて希望を胸に帰国したものの、当時の日本には思い描いていたような仕事がなく、自力で収入を得る難しさに直面することに…!
 留学仲間が結婚という道を選ぶ中、自分はどうするべきなのか…。淡い恋心に揺れ、思い悩むさまなど、誰も知らない「津田梅子」を描きます。
 そして忘れてはならないのが、同志たちとの絆。かけがえのない仲間たちと夢を語りあったり、励ましあったり、ぶつかったり…いつの時代も心を通わせあった友人たちとのガールズトークは心躍るものです。
 さらに、初代内閣総理大臣・伊藤博文、初代文部大臣・森有礼、日本最初の元帥・大山巌ら歴史上の偉人たちが多数登場! 鹿鳴館という明治の一時代を象徴する場も豪華絢爛に描かれ、歴史のうねり、当時の息遣いをダイナミックに映し出していきます。劇中で広瀬が披露する、レトロクラシカルな貴婦人ファッションも大きなみどころとなります。

新5000円札が楽しみ!?広瀬すず、女の子たちの背中を押すドラマに…と抱負!

 主演の広瀬は、2021年3月20日に放送された『エアガール』で戦後初のCA(キャビンアテンダント)を熱演。昭和という激動の時代、前に向かって力強く進んだ主人公の姿は大きな感動を巻き起こしました。
 本作ではさらに時代をさかのぼり、エネルギーに満ちた明治時代、日本の女性たちに教育の機会を届けるため、まい進する梅を演じます。広瀬は「津田梅子さんは“強い”という言葉だけでは物足りなさを感じるくらい、粘り強い女性。カッコイイなとシンプルに思いました。彼女がいなかったら、今の私たちはどうなっていたんだろうと思います」と、脚本を手に取ったときの感動を告白!
 歴史上の人物を演じるのは、テレビドラマ『桶狭間~織田信長 覇王の誕生~』で濃姫を演じて以来2度目ですが、今回は“新5000円札の顔”となる偉人を演じるとあって「お札になるような人物を演じるなんて…ものすごく光栄なこと!」と瞳を輝かせ、「新しい紙幣ができたら5000円札を見るたびに、“私、この津田梅子さんを演じたんです!”ってめちゃくちゃ言いたくなると思います。2024年が楽しみ! 早く、新5000円札を見てみたいです。」と特別な思いを明かしました。
 広瀬はまた、「『エアガール』に続いて、女の子たちの背中をそっと押すような、希望が感じられるような作品になったらいいなと思います。梅の願いや信念は、女性はもちろん男性にも共感していただけると思いますので、ぜひ多くの方に見ていただけたらうれしいです」と力強いメッセージも語っています。

 たとえ小さなバトンでも次の世代に繋いでいくことができれば、未来は変わる――。梅はお札の中から、令和を生きる我々にそう語りかけているに違いありません。明治を生きた女性たちのキュートでパワフルな姿を通して未知なる未来に、一歩踏み出す元気をお届けします。

 なお、主人公を取り巻く豪華キャストや、キュートで華麗なドレスに身を包んだ広瀬の鹿鳴館スタイルなどは今後、続々解禁予定! ぜひ続報を楽しみにお待ちください!
あらすじ
 明治4年、6歳の津田梅は尊敬する父・仙(伊藤英明)のすすめで、日本初の女子留学生としてアメリカに渡ることになった。当時の日本には女性が質の高い教育を受けられる場がなく、優秀な男性を育てるためには母親にも教養が必要だとする北海道開拓使の肝いりで、女子留学生の派遣が決まったのだ。梅のほかには14歳の吉益亮と上田悌、11歳の山川捨松、9歳の永井繁がおり、メンバーの中で最も幼いのが梅だった。仙から「国の期待を背負っていることを忘れるな」と諭された梅子は、小さいながらに母・初(内田有紀)ら家族と離れる寂しさをこらえ、使命を胸に刻んで渡米する。
 アメリカで学びはじめて1年後、目の病気にかかった亮と激しいホームシックに襲われた悌の帰国が決まった。やさしい性格の亮を慕っていた梅は大きなショックを受けるが、父の言葉を思い出し、涙をこらえて留学を続ける。そんな梅を何かとサポートしたのは、のちに初代文部大臣となる森有礼(ディーン・フジオカ)だった。
 明治15年、17歳になった梅(広瀬すず)は11年間におよぶ留学を終えて帰国。ともに留学をやり遂げた捨松(池田エライザ)や繁(佐久間由衣)と「誰もが学ぶことのできる英語学校を作ろう」と夢を語り合う。ところが、留学中に北海道開拓使は解散されており、事業を引き継いだはずの文部省は女子留学生に無関心で、梅は働く場所すら見つからない。国費留学生として国のために役立つ存在にならなければと思い続けてきた梅は、がく然。しかも、日本での女性の地位の低さにカルチャーショックを受ける…。 そんな中、繁が留学で出会った男性と結婚すると言い出す。日本の結婚は男女が対等ではないと考える梅は、心から祝福することができず…!? また、梅は繁の紹介で出会った大学教授・神田乃武(井之脇海)に胸をときめかせるが、彼は捨松に好意を寄せていることがわかり…!? その後、梅は伊藤博文(田中圭)の妻子の家庭教師として住み込みで働くことになるが…!?