東京サイト 毎週月〜金 午後1時45分から

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東京の子育て

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20231120日(月)

「世田谷版ネウボラ」

2016年から始まった世田谷区の取り組み、「世田谷版ネウボラ」を紹介します。ネウボラとは、フィンランド語で「相談・アドバイスの場所」という意味です。フィンランドでは、妊娠期から就学前までの親子を対象に支援が行われています。
世田谷版ネウボラは、妊娠期面接で色々なニーズを聞き、専門の職員が加わって対応するところから始まります。他にも助産師に相談ができるケア事業や、子どもの預かりサービスなど、医療、地域とも連携したその支援は、多岐にわたっています。世田谷区内に43カ所(2023年11月現在)開設されている「おでかけひろば」では、他の親子と交流したり、経験豊富なスタッフに育児相談したりできます。また、育児で睡眠不足気味のママやパパなどが休憩を取るための部屋、「らっこルーム」が設置されているおでかけひろばもあります。
HP:https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kodomo/001/001/d00152962.html
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20231121日(火)

「地域で世代間交流」

2023年4月に開館した「神応(しんのう)ほっとプラザ」の3階にある、公設民営の「神応学童クラブ」を紹介します。近隣の小学校1年生から6年生までの子どもたち約170人が登録し、勉強やゲームをしながら、放課後をここで過ごしています。子どもを見守る指導員は、各場所に1人以上配置されています。
働いている職員の世代は、20代から80代までさまざまです。複合施設である神応ほっとプラザには、高齢者向けサービスを提供する「いきいきプラザ」もあり、子どもたちがハンドベルの演奏を披露したりして交流をすることもあります。ハロウィンイベントでは、子どもたちが近所の商店街を練り歩くなど、地域との交流も行われています。
神応学童クラブ
HP:https://www.city.minato.tokyo.jp/shisetsu/gakkokyoiku/jidokan/32.html
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20231122日(水)

「放課後の過ごし方」

足立区立花保(はなほ)中学校と地域住民などによる「学校運営協議会」、そして教育支援の活動をする認定NPO法人「カタリバ」が協力して行っている“放課後の新しい居場所”について紹介します。
“AFTER SCHOOL KATARIBA”は、毎週水曜日の放課後、花保中の生徒たちが集まる自習教室です。授業だけでは分からない問題を納得するまで解けるように、学習のサポートが行われています。勉強を教えているのは、主に大学生スタッフ。教えてもらっている生徒は「一対一で接してくれるので、とてもいい」と話していました。
自習教室の隣には、“みんなの居場所”をコンセプトにした「ochanoma(おちゃのま)」という部屋があります。生徒たちは学習の合間の休憩時間などに、カードゲームで遊んだり、大学生スタッフと話をしたりして、ここで過ごしています。
“AFTER SCHOOL KATARIBA”
HP:https://www.katariba.or.jp/magazine/article/report221212/
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20231123日(木)

「パパやママを応援」

2006年に設立、“笑っている父親”を増やすことを目指して全国で活動を行っている「NPO法人ファザーリング・ジャパン」を紹介します。
去年理事に就任した池田浩久さんは、13年前に生まれた長女をはじめ、現在4人の子どもを育てています。池田さんによれば、十数年前は外出先で父親が子どものおむつ替えをできる場所がどこにもなく、この状況を変えていきたいと思ったことが、現在の活動を始めるきっかけになったそうです。講師として呼ばれた4歳以下の子どもを育てる親を対象にした子育て講座で、夫婦のパートナーシップについて自身の経験を交えたエピソードなどを伝えていました。同じく理事を務めている棒田明子さんは、「お父さん全員が育児休業を取得できるような社会になることを目指していきたい」と語っていました。
NPO法人ファザーリング・ジャパン
HP:https://fathering.jp/index.html
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20231124日(金)

「乳幼児に向けた取り組み」

東京都が保育園や幼稚園などで行っている取り組み、「とうきょう すくわくプログラム」は、乳幼児期の成長と発達をサポートするため、東京都が東京大学の発達保育実践政策学センターと連携して行っているプログラムです。発達保育実践政策学センターの遠藤教授によれば、「非認知」と呼ばれる心の力を乳幼児期の段階で身につけておくことが大切なのだそうです。「非認知能力」とは、自己肯定感や自尊心、主体性などの「自分に関する力」と、集団生活にうまく溶け込んで人間関係を維持する力などの「社会性に関わる力」と言われています。
港区にある幼稚園では、4歳の子どもたちが「自然」をテーマに、園庭で採った植物を使って活動を行いました。園児たちはプロジェクターに植物を映し、大人が思いつかないような話を作って遊んでいました。活動後には次につなげるため、園の先生たちが子どもたちの様子を振り返るのも、このプログラムの特徴です。「とうきょう すくわくプログラム」は、来年度から都内全域を対象に広げていく予定です。
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