東京サイト 毎週月〜金 午後1時45分から

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春の庭園めぐり

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2023327日(月)

「旧古河庭園」

JR京浜東北線上中里駅から徒歩7分の「旧古河庭園」を紹介します。古河財閥三代目当主・虎之助の邸宅だった洋館の前に広がる西洋庭園は、バラの名所として知られています。この庭園で春に咲くバラの特徴は、その花の大きさ。立派な花を咲かせるために、枝の一番上に付いている芽の位置や生長具合を見極めながら剪定作業を行っています。こういった剪定をすることで、例えば「カーディナル」という品種のバラは、開花すると直径15cmほどの大きな花をつけます。見頃となる5月上旬から6月下旬にかけて、園内では約100種類のバラが一斉に咲き誇ります。3月下旬には、シダレザクラと洋館を一緒に楽しむ景色が楽しめます。
西洋庭園を抜けて武蔵野台地の高低差を活かした斜面を下ると、京都の庭師・小川治兵衛(じへい)によって造られた日本庭園が広がります。ソテツの木に巻いていたわらの霜よけを外し、春に向けた準備が行われていました。この日本庭園の春の見どころは、池の対岸から見るヤマザクラ。見頃は3月下旬までです。
住所:東京都北区西ヶ原1
電話:03-3910-0394
開園時間:午前9時〜午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:年末年始
入園料:一般 150円 65歳以上 70円
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index034.html
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2023328日(火)

「目白庭園」

JR目白駅から徒歩5分の「目白庭園」を紹介します。この庭園は、都市化が進む中で、自然に接することができる場として1990年に開園しました。園内で一番の景観が楽しめるスポットが「六角浮き見堂」と呼ばれる東屋で、まるで水面に浮かんでいるように池に突き出ています。ここからは3月下旬頃まで、シダレザクラを眺めることができます。
街中ではあまり目にすることができない小さなラン、春蘭(シュンラン)も、4月上旬まで淡い緑色の花を咲かせます。また、鮮やかな赤色で庭園を彩るボケの花も今が見頃です。
そして庭園の名物となっているのが、カルガモたち。例年4月下旬から5月にかけてヒナが誕生し、親子の仲睦まじい姿を見ることができるそうです。他にも園内には、メジロなど多くの野鳥が訪れます。
目白庭園
住所:東京都豊島区目白3-20-18
電話:03-5996-4810
開園時間:午前9時〜午後5時(7月、8月は午前9時〜午後7時)
休園日:毎月第2・4月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
入園料:無料
HP:https://mejiro-garden.com/
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2023329日(水)

「向島百花園」

東武スカイツリーライン東向島駅から徒歩8分の「向島百花園」を紹介します。江戸時代、骨董商を営んでいた佐原鞠塢(さはらきくう)によって造られた庭園です。園内には約500種類の植物が植えられ、「百花園」という名前は、「四季百花の乱れ咲く園」という意味で付けられたとされています。
春の訪れを告げる山野草「雪割草(ユキワリソウ)」や、黄色い小さな花が下向きに咲く「ミツマタ」は、3月下旬まで楽しめます。池のそばで芽吹いていた「フリソデヤナギ」は、フワフワとした穂からオシベが伸びて変化していく様子も見どころ。見頃は4月上旬までです。
サクラを堪能することができる、とっておきの場所もあります。そこからは池沿いのオオシマザクラと東京スカイツリーを一緒に楽しむことができます。オオシマザクラの見頃は4月上旬までです。
向島百花園
住所:東京都墨田区東向島3
電話:03-3611-8705
開園時間:午前9時〜午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:年末年始
入園料:一般 150円 65歳以上 70円
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index032.html
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2023330日(木)

「東京都庭園美術館」

JR目黒駅から徒歩7分の「東京都庭園美術館」の庭園を紹介します。この美術館は1933年に、当時、皇族だった朝香宮鳩彦王(あさかのみややすひこおう)の邸宅として建てられました。邸宅の前に広がる「芝庭」には、当時から残されているムクノキがあります。元々は、邸宅がある場所に生えていたそうですが、立派な木なので切り倒すのはもったいないという理由から、建設時に庭へ植え替えられました。樹齢は150年以上と言われています。
芝庭から進んでいくと、伝統的な日本庭園が広がります。池や茶室があり、和の情緒あふれる景観を造り出しています。朝香宮家が庭園で過ごしていた当時の貴重な映像には、第2王女の湛子(きよこ)さまが池で水遊びをしている様子が残されています。また当時、この池のほとりには鶴を飼育するための小屋もありました。現在その場所には、アセビという春の花が咲いています。
日本庭園を抜けた先にあるのが、40年前に美術館へ引き継がれた時に整備された西洋庭園です。ここに植えられているソメイヨシノは、1912年に当時の東京市からワシントンに寄贈された苗木が、日本に里帰りしてきたもので、「ワシントンの桜」と呼ばれています。見頃は4月上旬までです。
東京都庭園美術館(庭園)
住所:東京都港区白金台5-21-9
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開園時間:午前10時〜午後6時(入場は午後5時30分まで)
      ※日本庭園の一部は、10月〜3月 午後4時30分まで
休園日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
入園料:一般 200円 65歳以上 100円
HP:https://www.teien-art-museum.ne.jp/
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2023331日(金)

「肥後細川庭園」

東京メトロ有楽町線江戸川橋駅から徒歩15分の「肥後細川庭園」を紹介します。幕末、肥後熊本藩主・細川家の下屋敷だった場所にあります。明治時代に描かれた絵図を見ると、時代とともに整備されながらも、当時の景色を今に残していることがわかります。
この庭園の一番の見どころが、熊本ゆかりの花々。3?4月が見頃の「肥後椿」は、大輪咲きで、黄色い花芯が開いていることが特徴です。肥後椿を含めた6つの花は「肥後六花」と呼ばれ、細川家が武士のたしなみとして藩士たちに園芸を奨励したことが、その始まりと言われています。肥後六花の中で最も古くから栽培されているという「肥後芍薬(ひごしゃくやく)」の芽も見ることができました。肥後芍薬の見頃は4月下旬から5月上旬です。
そして、もう一つの春の見どころが、池の対岸から見るヤマザクラの木。風の影響で倒れてしまったため、池に突き出ていますが、その迫力のある様子は見応えがあります。花の見頃は3月下旬まで。園内では抹茶と和菓子を楽しむこともできます。
肥後細川庭園
住所:東京都文京区目白台1-1-22
電話:03-3941-2010
開園時間:午前9時から午後5時 (入園は午後4時30分まで)
       ※11月〜1月は午前9時から午後4時30分(入園は午後4時まで)
休園日:年末年始
入園料:無料
HP:https://www.higo-hosokawa.jp/
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