東京サイト 毎週月〜金 午後1時45分から

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環境にやさしい社会へ

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202326日(月)

「太陽熱の利用」

都内で行われている環境にやさしい取り組みを紹介します。
東京都の助成制度を活用し「太陽熱利用システム」を導入した分譲マンションでは、屋上に65枚の「太陽熱パネル」を並べ、53世帯の給湯に利用されています。
家庭で使われるエネルギーの半分以上は給湯や暖房などの熱として利用されています。このエネルギーに太陽熱を活用することでCO2の削減につながります。このマンションでは、一世帯当たり約2uと非常に小さい面積の太陽熱パネルで風呂や台所の給湯を賄っています。補助熱源としてガス給湯器を使用しますが、太陽熱パネルで温めたお湯を使うのでエネルギー量が削減でき、ガス代の節約にもなります。太陽熱システムは仕組みが単純なため、維持管理費も低く抑えられます。
東京都では、太陽熱利用システムの設置に対し、1住戸あたり、最大55万円の補助を行っています。
HP:https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/renewable_energy/ne2/taiyonetu/taiyonetu.html
HP:https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/effective_utilization
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202327日(火)

「水素ステーション」

環境にやさしい取り組みのひとつ、「水素ステーション」について紹介します。
東京都では、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにする目標を掲げています。そこで、ガソリンなどの燃料に変わるエネルギーとして注目されているのが、利用する時にCO2を排出しない「水素」です。東京都では、水素で動く燃料電池自動車を普及するため、水素ステーションの拡充を進めています。
去年10月、都庁から徒歩約5分のところにある広場を活用し、都内で23カ所目の水素ステーションの運用が始まりました。やってきたのは全長12メートルの大型トラック。月~金曜日の午前中、運んできた水素を自動車に充てんしています。
この広場は水素エネルギーを普及啓発する場所としても活用され、去年12月のイベントには約200人が参加しました。水素がどういうものなのか、理解を得るための活動拠点にもなっています。
東京都 移動式水素ステーション
HP:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/10/20/23.html
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202328日(水)

「食品ロス削減」

環境にやさしい取り組みのひとつ、「食品ロスの削減」について紹介します。
日本国内で、まだ食べられるのに廃棄されている食品は年間約522万tと推計されています。これは国民1人あたり、毎日お茶碗約1杯分のご飯を捨てている計算になります。
世田谷区にある「iiMaquet(アイアイマーケーット)」では、食品ロスの削減に取り組んでいます。
賞味期限が迫り一般のスーパーなどでは販売されなくなった食品を買い取り、低価格で販売しています。当日が賞味期限のコーナーでは、大幅に安い商品がありました。
食品ロスの削減を啓発するため、お店で「親子ワークショップ」も行っています。食品ロスが発生する原因などを学ぶ勉強会や、店の手伝いなどを通し、食品ロス削減の大切さを実感してもらう取り組みです。
iiMaquet
HP:https://iimaquet.com/
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202329日(木)

「再配達の削減」

環境にやさしい取り組みのひとつ、「再配達の削減」について紹介します。
通信販売などの普及により、宅配便の取扱個数は年間で49億個以上にのぼっています。そして、不在に対応する再配達のトラックから年間25.4万tのCO2が排出されていると言われています。
再配達によるCO2を削減するため、「宅配ポスト」が開発されました。玄関に設置した宅配ポストに、配達業者が荷物を入れロックをかけると扉が開かなくなる仕組みです。取り出す時には受取人があらかじめ設定しておいた暗証番号を入力します。
宅配ポストを開発した「LIXIL(リクシル)」は、CO2がどれくらい削減できるか検証するため、100世帯に無償で宅配ポストを設置し、約3カ月間の実証実験を行いました。その結果、以前は41.7%だった再配達率を14.9%まで減らすことができました。CO2の排出量を約379kg削減でき、これは、ガソリン車が約1600km走行した時の排出量に相当します。さらに、宅配業者が配達にかける労働時間も全体で約178時間削減できることが分かりました。
株式会社 LIXIL
HP:https://www.lixil.co.jp/lineup/gate_fence/s/deliverybox/
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2023210日(金)

「廃プラスチックの再生」

環境にやさしい取り組みのひとつ、「廃プラスチックの再生」について紹介します。
事業者向けにごみの管理業務を行っている「サティスファクトリー」では、企業のごみを国内で循環させる仕組みづくりのため、廃棄されたプラスチックを再利用したゴミ袋を開発しました。サティスファクトリーの調査によると、国内で流通している再生原料を使用したごみ袋の多くは、廃プラスチックの配合割合が約20%でした。そこで、99%廃プラスチックを使用したごみ袋を開発しました。再生原料となるのは、運送業などで使われているプラスチック製の梱包材。一度きりしか使われず綺麗な状態で捨てられてしまうもので、物流倉庫から大量に廃棄されています。サティスファクトリーでは、この廃プラスチックの回収や運搬、再生を一括して管理しています。これまでコストをかけて処分していたプラスチックをごみ袋の原料にすることで、運送業のコストやCO2の削減に繋がります。
サティスファクトリーの再生ゴミ袋は環境に優しいイメージから「FUROSHIKI(フロシキ)」と名付けられました。主に企業に向けて販売しており、CO2削減に取り組みたい約8000の事業所がFUROSHIKIを導入しているそうです。
株式会社サティスファクトリー
HP:https://www.sfinter.com/
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