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葛西臨海水族園

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2022815日(月)

「クロマグロの展示」

600種類を超える海の生き物を見ることができる「葛西臨海水族園」を紹介します。
中でも人気なのは、世界で初めてクロマグロを群れで飼育・展示することに成功した水槽です。
クロマグロは成長すると全長3メートル、体重400kgを超える大型の回遊魚。現在、約80尾飼育されており、興味深い特徴を間近に観察することができます。
クロマグロには、普段隠されている“秘密のヒレ”があります。お腹と背中にあり、方向転換をしたりブレーキをかけたりする際に出てきます。ヒレが隠れているのは、水の抵抗を少なくし、速く泳ぐためだそうです。
水族園では1年に1回、新たに展示するクロマグロを三崎漁港からトレーラーで搬入します。今年は38尾を、マグロ運搬用の「水ごと運べるタンカ」を使って手作業で運び込みました。マグロは、泳いでいないと呼吸ができないので、迅速かつ慎重な作業が求められます。こうした努力によって、沢山のマグロを見て楽しめる人気の水槽が維持されています。
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2022816日(火)

「ペンギンの展示」

600種類を超える海の生き物を見ることができる「葛西臨海水族園」。国内最大級の広さを誇るペンギンの展示エリアを紹介します。
水族園では4種類のペンギンを飼育・展示しています。
「フェアリーペンギン」は、オーストラリアなどに生息する、体の大きさが約40cmの世界一小さなペンギンです。「フンボルトペンギン」は、南米のペルーやチリなど比較的温暖な地域に生息しています。夏の時期は、古い羽が抜け落ち、新しい羽に変わる様子が観察できます。年に一度生え変わることで、羽の撥水性を維持し、寒い時期に水中でも体温を保つことができます。
大きな水槽の下には、ペンギンが水中で泳ぐ姿を見られるエリアもあり、特徴的な泳ぎ方が間近に観察できます。
暑さが苦手な「ミナミイワトビペンギン」と「オウサマペンギン」は、夏の間冷房が効いた室内で飼育されているので直接見ることはできませんが、園内のモニターで姿を見ることができます。
オウサマペンギンは、現在卵を産んでいて、うまくいけば8月の下旬頃に孵化する予定だそうです。
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2022817日(水)

「世界の海」

600種類を超える世界各地の海の生き物が飼育・展示されている「葛西臨海水族園」を紹介します。
「世界の海」エリアでは、太平洋、大西洋、インド洋などに暮らす約250種の生き物を観察することができます。カナダ西岸の水槽には、細長いクチバシが特徴の「クチバシカジカ」がいます。フジツボの中にすっぽり入り、クチバシだけちょっと出して擬態する姿がユニークです。クチバシカジカは、岩肌に似た形や色で、周りの環境に溶け込むようにして身を守っています。チリ沿岸の水槽では、世界一大きなフジツボ(甲殻類)の仲間「ピコロコ」を展示しています。エサを捕まえるため、殻の口から熊手のような形の器官「蔓脚(まんきゃく)」を出すのが特徴です。オーストラリア西部の水槽には、「ウィーディシードラゴン」という凝った擬態をする魚を展示しています。タツノオトシゴに近い魚で、漂う海藻の切れ端に体を似せて敵から身を守っていると言われています。
今年7月、新たに「サンゴ礁の海」の水槽が設置されました。温かい海に広がるサンゴ礁では、たくさんの生き物たちがサンゴと共に暮らしています。今後、このサンゴが大きく成長していくのも見所のひとつです。
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2022818日(木)

「東京の海」

600種類を超える海の生き物が飼育・展示されている「葛西臨海水族園」を紹介します。
「東京の海」エリアには、小笠原諸島、伊豆諸島、東京湾などに暮らす約160種類の生き物がいます。
中でも特に面白い生態を持つのは赤い色の魚「ホウボウ」です。足のようなものが体の脇についていて、海底でそれを動かして移動します。先端には味を感じられる器官があり、歩きながら食べ物を探すことができます。
夏は、東京都の絶滅危惧種「トビハゼ」の貴重な繁殖行動を観察することが出来ます。トビハゼは皮膚呼吸ができるため干潟の上に姿を現します。体をクネクネさせたり、高くジャンプしたりするオスの“求愛ダンス”が見られ、とてもユニークです。
他にも、水族園前の人工干潟で定期的に行っている生態調査で見つかった生き物の一部を展示しています。6月に実施した調査ではクロダイの幼魚を捕獲しました。
私たちのすぐ身近にも、いろいろな生き物が暮らしていることが実感できる展示になっています。
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2022819日(金)

「イキモノマヂカと浮遊生物」

600種類を超える海の生き物が飼育・展示されている「葛西臨海水族園」を紹介します。
7月に始まった特設展示「イキモノマヂカ」は、間近に見る事で生き物を身近に感じられるよう工夫をこらした展示が行われています。
生き物のエサの「食べ方」に着目したコーナーでは、吸い込んでエサを食べる「タマカイ」や、口を6cmも伸ばしてエサをキャッチする「マトウダイ」の様子などを映像でわかりやすく見ることができます。
また水槽では、全長約6cmの小さな魚「アミメハギ」がエサを噛みちぎって食べる様子を間近に見ることができます。
特設展示では、生き物を観察しながら専門スタッフが解説する教育プログラムを1日2回無料で行っています。
浮遊生物の常設展示ではクラゲなどを飼育・展示しています。「カブトクラゲ」はまるで電飾のように体が光って見える生き物で、幻想的な姿が楽しめます。櫛板(くしいた)という器官が光を反射して光っているように見えていますが、光る理由はわかっていないそうです。
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葛西臨海水族園
住所:東京都江戸川区臨海町6-2-3
電話:03-3869-5152
開園時間:午前9時30分〜午後5時
日:水曜(祝日の場合は翌日)8/17・24は開園
料:一般 700円 65歳以上 350円
HP:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/