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2022年8月8日(月)
「日本科学未来館」

最新の科学技術を体験できる日本科学未来館では、特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」が開催されています。人型のロボットや体に装着して操作するものなど、約90種類130点の多彩なロボットが展示されています。
今回、一般初公開された「EVAL-03(イーブイエーエル‐ゼロスリー)」は、人の動きを真似することが得意で、片足で直立できるほどバランス制御にも優れたロボットです。今も研究開発が続けられており、科学コミュニケーターの宮田さんによると、人間の体をコントローラーとして「EVAL-03」を動かし、今までにないようなゲームを作り出せる可能性を秘めているそうです。
この特別展では、ロボットに触ったり、話しかけたりすることができるコーナーもあります。その中には“弱いロボット”と名付けられた、自分だけでは目的を達成できず、人間が思わず助けてあげたくなるようなロボットも。その一つ「ゴミ箱ロボット」は、自分ではゴミを拾えないという“弱さ”を周りの人に教えるようなしぐさをします。人の優しさをうまく引き出し、助けてもらうのです。ゴミを拾って入れてあげると、お辞儀をしながら声を発してくれます。“弱いロボット”は、お互いのできないことを皆で補える社会ができるようにとの思いを込めて作られたそうです。
日本科学未来館
特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」開催期間:2022年8月31日(水)まで
住所:東京都江東区青海2-3-6
電話:03-3570-9151
開館時間:午前10時~午後5時 (入場は午後4時30分まで)
※8月13日、11日~16日、20日、27日は午後7時まで(入場は午後6時30分まで)
料金:大人 2,100円、小学生~18歳 1,400円、3歳~小学生未満 900円
※最新の開館情報はHPでご確認ください
HP:https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/spexhibition/kimirobo.html
2022年8月9日(火)
「埋蔵文化財調査センター」

東京都立埋蔵文化財調査センターでは、多摩ニュータウンの770カ所の遺跡から発見された出土品を展示しています。遺跡の調査は1966年から行われ、数多くの縄文土器が発掘されました。
きく姫さんが、注目したのは、縄文土器の「形」。縄文時代早期(約9,500年前)の土器は、底の部分が尖っていたり、丸まっていたりして、平らな地面にそのまま置けない形です。これは、当時は住居の真ん中で土に埋めて煮炊きをしたためと考えられています。一方、縄文時代前期(約6,000年前)の土器は底の形が平らになり、色んな場所に置けるように変化していました。
センターの隣にある遺跡庭園「縄文の森」には縄文時代の復元住居があり、来園者は中を見学することができます。縄文時代前期前半(約6,500年前)の竪穴(たてあな)住居では、火を焚(た)いた時に煙が上がる真上のスペースに魚や肉などの食材を置き、燻製を作って保存食にしていたと言われています。縄文時代中期後半(約4,500年前)の敷石(しきいし)住居は、儀式など特別な場所として使われていたそうです。
東京都立埋蔵文化財調査センター
住所:東京都多摩市落合1-14-2電話:042-373-5296
開館時間:午前9時30分~午後5時
※遺跡庭園「縄文の村」は、11月~2月まで午後4時30分閉館
休館日:年末年始、10月28日(金)、11月25日(金)、2023年1月31日(火)等
入館料:無料
※最新の開館情報はHPでご確認ください
HP:https://www.tef.or.jp/maibun/
2022年8月10日(水)
「水の科学館」

東京都水の科学館では、水の不思議や大切さを、体験を通して学ぶことができます。館内で行なわれている水を使った実験ショーをきく姫さんが、見学しました。
まず見せてもらったのは「怪獣の実験」。透明なケースの中に、怪獣の人形を入れ、そのケースを水の中に入れるとどのように見えるのかという実験です。ケースを水の中に入れると、怪獣の人形は見えなくなります。これは、ケースの中に空気が入っているため、ケースの表面に水面が反射して鏡のようになり、周りの景色を映しているからだそうです。
続いては、1円玉を使って水の表面張力を確かめることができる「1円玉の実験」。1円玉を水の中へ投げ入れると沈んでしまいますが、そっと水面に置くと浮かせることができます。そこにはいくつかの力が加わっていますが、そのひとつが水の分子が真ん中に集まろうとする表面張力です。そこに食器用洗剤を入れてみると…1円玉は沈んでしまいます。洗剤の中に入っている界面活性剤には表面張力を弱める働きがあるため、表面張力の力がなくなって沈んでしまうからです。
水を使った実験の動画は、東京都水の科学館のYouTubeでも配信しています。
東京都水の科学館
住所:東京都江東区有明3-1-8電話:03-3528-2366
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料:無料
※改修工事のため9月1日から休館
最新の開館情報はHPでご確認ください
HP:https://www.mizunokagaku.jp/
東京都水の科学館YouTube
HP:https://www.youtube.com/channel/UCdQMWXWAaW3H_opAOYuWIiQ2022年8月11日(木)
「板橋区立教育科学館」

板橋区立教育科学館(地下科学展示室)では、身近な科学を、体験を通して学ぶことができます。きく姫さんは、リニアモーターカーの展示を体験しました。リニアモーターカーが置かれたレールの間にはコイルがあり、このコイルに電気が流れると、磁力が生まれます。その磁力によって、今度は車体の下のアルミニウム板に電気が流れ磁力が発生、この2つの磁力が反発することによって進むことができるのです。リニアモーターは、都営地下鉄「大江戸線」にも1991年から使われています。
続いては、「光のハープ」を体験。このハープには弦が見当たりません。本来弦がある場所に手をかざすと音が鳴ります。実は見えない赤外線が弦になっていて、それを遮ることによって、音が出たりライトがついたりする仕組みなのです。赤外線はテレビのリモコンなど身近なものにも利用されています。
板橋区立教育科学館(地下科学展示室)
住所:東京都板橋区常盤台4-14-1電話:03-3559-6561
開館時間:午前9時~午後4時(夏休み期間は午後4時45分まで)
休館日:月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始
入館料:無料
※最新の開館情報はHPでご確認ください
HP:https://www.itbs-sem.jp/
2022年8月12日(金)
「地下鉄博物館」

地下鉄博物館では、地下鉄の歴史や仕組みなどを、体験を通して学ぶことができます。館内では、昭和2(1927)年に開業した東洋初の地下鉄(現在の銀座線)の、当時の映像を見ることができます。その実物の地下鉄車両1001号車(国の重要文化財)も展示されています。上野・浅草間を走った日本で初めての車両です。また昭和29(1954)年、戦後最初に開業した丸の内線の車両も展示されています。赤地に白い帯、そこにシルバーの波模様を施したデザインは、当時ひときわ目を引くデザインだったと言われています。また当時はまだ冷房設備がなかったため、扇風機が設置されています。
リアルな地下鉄の運転を体験することもできます。きく姫さんは、千代田線6000系運転シミュレーターで「北千住~町屋」の区間を運転しました。このシミュレーターでは、走行中の映像と共に電車の揺れまで体感することができます。
地下鉄博物館
住所:東京都江戸川区東葛西6-3-1 東京メトロ東西線葛西駅高架下電話:03-3878-5011
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始等
入館料:大人 220円 こども(4歳~中学生)100円
※最新の開館情報はHPでご確認ください
HP:https://www.chikahaku.jp/