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夏に潜む危険

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2022718日(月)

「熱中症の対策」

夏に潜む危険「熱中症」の対策について考えます。東京消防庁管内の速報値では、6月に熱中症で救急搬送されたのは1828人。過去10年で最多でした。東京消防庁によると、去年の夏、熱中症で救急搬送された人の半数以上が65歳以上の高齢者で、最も多い発生場所は居住場所でした。
高齢者に熱中症が多い要因は、「温度変化に気づきにくい」「体に熱がたまりやすい」「体内の水分量が少ない」という3つの身体的特徴にあります。
熱中症の対策は主に2つ。のどが渇いていなくても1時間ごとにコップ1杯の水分補給をすること(※持病がある人・水分摂取を制限されている人は医師に相談)。エアコンを活用して室温「28℃」を目安に調節すること。エアコンの設定温度と室温が同じとは限らないので、温度計を置いて室温の“見える化”をすることも大切です。
もしも熱中症になってしまった場合は、涼しい場所に移動し、保冷剤を包んだタオルを首、わきの下、足の付け根など太い血管がある場所にあてて冷やして下さい。呼びかけに応答がない場合や意識がもうろうとしている時は救急車を呼びましょう。救急車を呼ぶか迷った時は「#7119」に電話してください。救急車を呼ぶ判断などの相談に対応しています。
HP:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/season/heat.html
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2022719日(火)

「思わぬ火災にご用心」

夏に潜む危険「思わぬ火災」について考えます。電子レンジで肉まんを長時間加熱すると爆発的に火が出ます。電子レンジの火災は増加傾向にあり、去年は東京消防庁管内で65件発生。過去10年で最多でした。夏休みには子供が電子レンジを使う事が増えるので注意が必要です。アルミホイル、金属製の容器、耐熱性のないガラス・プラスチック容器など電子レンジで加熱してはいけないものから火が出るケースもあります。電子レンジの加熱中に出火した場合は、扉を開けず、落ち着いて加熱を止めて電源プラグ抜きます。扉が開いている場合など、自分では消火できないと判断したら安全な場所へ避難し、119番に通報してください。
夏は殺虫剤、虫よけ、冷却スプレーなどスプレー缶による火災にも注意が必要です。スプレー缶には可燃性のガスが使われており、コンロの火で引火してしまうことがあります。
カセットコンロを2台並べて、その上でバーベキュー用の鉄板を加熱するのも危険です。カセットコンロの中のガスボンベが鉄板の熱を受けて高温になり爆発する事故も起きています。電子レンジやスプレー缶、カセットコンロの正しい使い方や注意点をよく確認して使用することが大事です。
電子レンジ火災に注意|東京消防庁
HP:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/
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2022720日(水)

「水難事故の対策」

夏に潜む危険「水難事故」の対策について考えます。東京都の水難事故は全国最多です(総務省消防庁統計・2020年)。晴海にある臨港消防署では、3チームの水難救助隊が交代制で24時間緊急出動に備えています。海で人が溺れているという想定の水難救助訓練では、最高速度約74km/hで航行できる「高速救命ボート」を使用。1人の要救助者に対し、4人の隊員が救助に向かいます。2人1組の「バディ活動」が大原則で、最初のバディが要救助者を確保、あとのバディが水上用の担架を運び、要救助者を高速救命ボートに乗せます。
東京消防庁では、溺れている人を見つけても一般の人は絶対に飛び込まないように呼び掛けています。ペットボトルなどの浮くものを投げ込み、速やかに119番通報して下さい。
水難事故は不注意から起きることが多いと言われています。流れが緩やかな浅い川で遊んでいたところ、油断して流れが速い場所や深い所に入り、流されてしまう事例が数多くあるそうです。
水辺のレジャーでは必ずライフジャケットを準備し、正しく着用することが大切です。
東京消防庁 広報
HP:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/camp/2022/202207/camp1.html#camp1-an02
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2022721日(木)

「心肺停止の救命処置」

東京消防庁で「心肺停止」の救命処置を教わりました。心肺停止の場合、救命処置を始める時間が1分遅れるごとに救命率が低下するため、現場に居合わせた人による一刻も早い行動が重要です。
倒れている人を見つけたら、呼びかけて意識の有無を確認します。応答がない場合は大声で周囲に呼びかけ、119番通報やAED(自動体外式除細動器)の調達など助けを求めます。室内の場合は感染症対策のため換気して下さい。
倒れている人が呼吸をしていない場合は胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行います。仰向けにして、胸の真ん中に両手をあて、胸骨が約5cm沈むぐらい強く、1分間に100〜120回のリズムで押します。
心肺停止の救命に使用するAEDは公共施設のほか、商業施設などにも置いてあります。フタをあけると自動で電源が入り音声で使い方を教えてくれます。倒れている人に電気ショック用のパッドを貼り付けると、電気ショックが必要かどうかをAEDが判断します。電気ショックを行っても1回で蘇生するとは限りません。再び電気ショックが必要かどうかはAEDが判断するので、心臓マッサージを継続します。
東京消防庁では119番通報があった際、スピーカーフォンで通話しながら応急手当のアドバイスを行っていますので、いざという時には活用してください。
救命処置の手順|東京消防庁
HP:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kyuu-adv/life01-2.html
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2022722日(金)

「蚊にご用心」

夏になると発生する蚊は、デング熱など様々な感染症を媒介する危険な生き物です。東京都では毎年、蚊の発生を減らすよう都民に呼び掛けています。
蚊の発生を抑えるには、「たまり水」をなくすことがポイントです。蚊は、放置されたバケツやシートのくぼみ、タイヤなどにたまった水に産卵し繁殖するため、家の周りの不要なものを片付けることが大切です。蚊は、産卵から成虫になるまで約12日かかると言われています。屋外の池や水生植物の鉢などは1週間に1回を目安に水の交換や掃除をすることが有効です。
蚊に刺されないようにするために、虫よけスプレーを使用したり、長袖を着用して肌を露出させないなどの工夫も大事です。
東京都では、都内の公園など25の施設で定期的に蚊を捕獲し、感染症のウイルスを保有していないか調査しています。2014年に、海外渡航歴のない人が代々木公園で蚊に刺されデング熱を発症した「国内感染」が確認されました。それ以降、都内でウイルスを持った蚊は見つかっていませんが、海外でデング熱に感染した人が日本に入国した事例は毎年報告されているので油断はできません。
感染症媒介蚊対策について|東京都福祉保健局
HP:https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kankyo/eisei/baikaikataisaku/index.html
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