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文豪の記念館

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2022711日(月)

「森鷗外記念館」

「東京・ミュージアム ぐるっとパス2022」は、美術館や博物館、動物園など101の施設で、最初に利用した日から2カ月間、入場券や割引券として使うことができるチケットです。QRコードチケットになって新登場した「ぐるっとパスカード」は対象施設の窓口などで販売されており、電子チケットは、オンラインで購入できます。
この「ぐるっとパス」を利用してきく姫さんが訪ねたのは、文京区立森鷗外記念館です。この記念館は、鷗外が1922(大正11)年に60歳で亡くなるまで、30年間住んでいた場所に建てられています。今年は、鷗外の没後100年。戦災などで建物はなくなりましたが、記念館の裏庭には、かつて鷗外も座った庭石、「三人冗語の石」が当時のまま残っています。
『舞姫』や『雁』などの文学作品で知られる作家・森鷗外は、陸軍の軍医でもありました。館内には、亡くなる2カ月ほど前に“延命治療はせず、最後まで仕事をやりたい”と親友に宛てた直筆の手紙や、亡くなる3日前に代筆された遺言状の実物が、今月末まで展示されています。さらに、同じく今月末まで開催の特別展「読み継がれる鷗外」では、鷗外を敬愛する作家や研究者たちが読み継いだ資料や作品が展示されています。
住所:東京都文京区千駄木1-23-4
電話:03-3824-5511
開館時間:午前10時〜午後6時 ※入館は午後5時30分まで
休館日:毎月第4火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替期間等
HP:http://moriogai-kinenkan.jp
2022年7月31日(日)まで
特別展観覧料:一般600円
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2022712日(火)

「武者小路実篤記念館」

「東京・ミュージアム ぐるっとパス2022」は、美術館や博物館、動物園など101の施設で、最初に利用した日から2カ月間、入場券や割引券として使うことができるチケットです。QRコードチケットになって新登場した「ぐるっとパスカード」は、対象施設の窓口などで販売されており、電子チケットは、オンラインで購入できます。
この「ぐるっとパス」を利用してきく姫さんが訪ねたのは、調布市武者小路実篤記念館です。『友情』や『愛と死』などの代表作で知られる作家・武者小路実篤は、画家としての一面も持ち、その独特の画風が人々に親しまれてきました。実篤の苗字「武者小路」の読み方は、「むしゃのこうじ」「むしゃこうじ」どちらでも正しいとされていますが、この記念館では、実篤自身が自分の苗字について「の」を抜かして読んでいたことから、「むしゃこうじ」としています。
記念館では、企画展「画家・河野通勢(こうのみちせい)の表現」を今月18日まで開催しています。実篤の人柄を敬い、慕っていた河野通勢は、実篤の著書『七つの夢』などの装丁を手掛けました。実篤が木の板に花と貝殻の絵を描いた『貝殻』は、病床にあった河野の見舞いとして渡したもので、河野はこれを枕元に置いて励みにしたと言われています。
また記念館の近くには、実篤が90歳で亡くなるまで、約20年間過ごした旧実篤邸があります。絵を描く大きな机と原稿を書く小さな机を使い分け、足の踏み場もないくらい絵のモチーフで溢れていた実篤の書斎の様子を見学することができます。
調布市武者小路実篤記念館
住所:東京都調布市若葉町1-8-30
電話:03-3326-0648
開館時間:午前9時〜午後5時
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
入場料:大人200円
HP:https://www.mushakoji.org/
企画展「画家・河野通勢(こうのみちせい)の表現」
2022年7月18日(月・祝)まで
旧実篤邸
内部公開日時:土曜・日曜、祝日 午前11時から午後3時
料金:無料
※雨天中止
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2022713日(水)

「漱石山房記念館」

「東京・ミュージアム ぐるっとパス2022」は、美術館や博物館、動物園など101の施設で、最初に利用した日から2カ月間、入場券や割引券として使うことができるチケットです。QRコードチケットになって新登場した「ぐるっとパスカード」は、対象施設の窓口などで販売されており、電子チケットは、オンラインで購入できます。
この「ぐるっとパス」を使ってきく姫さんが訪ねたのは、新宿区立漱石山房記念館です。『吾輩は猫である』や『こころ』などの代表作で知られる夏目漱石が、1916(大正5)年に亡くなるまで9年間住んでいた早稲田南町にあります。
記念館には、“漱石山房”と呼ばれた当時の書斎の一部が再現されています。漱石山房では、掲載途中だった『虞美人草』から『門』、『こころ』、絶筆となった『明暗』などの作品が書かれました。当時のベランダ式回廊も再現されていて、庭には漱石がお気に入りだったバショウの木が同じように植えられています。2階の展示室では、『吾輩は猫である』十一原稿(複製)を見ることができます。さらに、装丁の一部が漆塗りで仕上げられている『草合(くさあわせ)』の初版本などが展示されています。
新宿区立漱石山房記念館
住所:東京都新宿区早稲田南町7
電話:03-3205-0209
開館時間:午前10時〜午後6時 ※入館は午後5時30分まで
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替期間等
観覧料(通常展):一般300円
HP:http://soseki-museum.jp
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2022714日(木)

「林芙美子記念館」

「東京・ミュージアム ぐるっとパス2022」は、美術館や博物館、動物園など101の施設で、最初に利用した日から2カ月間、入場券や割引券として使うことができるチケットです。QRコードチケットになって新登場した「ぐるっとパスカード」は、対象施設の窓口などで販売されており、電子チケットは、オンラインで購入できます。
この「ぐるっとパス」を利用してきく姫さんが訪ねたのは、新宿区立林芙美子記念館です。波乱万丈な人生を送った作家・林芙美子。自伝的小説『放浪記』は代表作として知られています。記念館にある木造平屋建ての建物は、芙美子が1951(昭和26)年に亡くなるまで、約10年間を過ごした家です。夫と息子の3人で暮らしていた当時の雰囲気が残されています。
住宅が完成したのは1941(昭和16)年ですが、当時は戦時下で床面積が30.25坪(100u)に制限されていたため、芙美子名義の生活棟と夫名義のアトリエ棟の2棟に分かれて建てられています。書斎では、『晩菊』や『浮雲』などの作品を執筆。朝から絶え間なく執筆の依頼や原稿の受け取り担当者が来たため、玄関の動線が来客用と家族用に分かれていて、作家ならではの暮らしがうかがえます。
新宿区立林芙美子記念館
住所:東京都新宿区中井2-20-1
電話:03-5996-9207
開館時間:午前10時〜午後4時30分 ※入館は午後4時まで
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料:一般150円
HP:https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/fumiko/12/
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2022715日(金)

「一葉記念館」

「東京・ミュージアム ぐるっとパス2022」は、美術館や博物館、動物園など101の施設で、最初に利用した日から2カ月間、入場券や割引券として使うことができるチケットです。QRコードチケットになって新登場した「ぐるっとパスカード」は、対象施設の窓口などで販売されており、電子チケットは、オンラインで購入できます。
この「ぐるっとパス」を利用してきく姫さんが訪ねたのは、台東区立一葉記念館です。台東区竜泉にあるこの記念館は、樋口一葉の代表作『たけくらべ』の舞台となった街にあります。一葉は、21歳の時に母と妹とともに竜泉へ引っ越して来て、生活雑貨と駄菓子を売る店を始めました。店では、一葉が仕入れを担当し、妹・くにが主に店番をしていました。館内には一葉が記した「仕入帳」(複製)が展示されていて、当時の一葉の筆跡や仕入れていた商品などを知ることができます。
すぐ近くの吉原で暮らす人々の姿を眺め、店に来る大人や子どもたちと接した、ここ竜泉での一葉の実体験が、代表作『たけくらべ』を生んだと言われています。記念館には、一葉が考えに考え、何度も推敲を重ねた『たけくらべ』の未定稿(複製)も展示されています。
台東区立一葉記念館
住所:東京都台東区竜泉3-18-4
電話:03-3873-0004
開館時間:午前9時〜午後4時30分 ※入館は午後4時まで
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始等
入館料:大人300円
HP:http://www.taitocity.net/zaidan/ichiyo/
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東京・ミュージアム ぐるっとパス2022
販売価格:2,500円
有効期間:最初に利用した日から2カ月間
電話:03-6256-9921(ぐるっとパス事務局)
    ※午前10時〜午後5時(土・日・祝日を除く)
HP:https://www.rekibun.or.jp/grutto/