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ご当地の歴史・文化を学ぶ

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202259日(月)

「新宿歴史博物館」

新宿区の歴史と文化を学ぶため、「新宿歴史博物館」を訪ねました。
ここには、新宿区市谷の遺跡で出土した人骨から推定して作った、縄文人の「復顔像」が展示されています。人骨は約5000年前のもので、全身の骨格がほぼ完全な状態でみつかりました。分析の結果、骨は成人男子のもので、年齢は40代、身長は約161cmで、祖先をたどるとロシアのバイカル湖辺りから来た人間だろうとわかりました。
新宿の賑わいのルーツは、江戸時代に甲州街道の宿場として設けられた「内藤新宿」です。江戸へ出入りする通行人などを取り締まった「四谷大木戸」は、現在の四谷4丁目交差点付近。そして甲州街道と青梅街道が分かれる「追分」は、現在の新宿3丁目交差点付近です。当時の宿場は、東西約1kmに渡って広がっていたそうです。
またこの博物館では、新宿の移り変わった様子を、昭和20年代から年代ごとに分けて写真パネルで紹介しています。
住所:東京都新宿区四谷三栄町12-16
電話:03-3359-2131
開館時間:午前9時30分〜午後5時30分
休館日:第2・4月曜(祝日の場合は翌日)
観覧料(常設展示):一般300円
HP:https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/
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2022510日(火)

「港区立郷土歴史館」

港区の歴史と文化を学ぶため、「港区立郷土歴史館」を訪ねました。
この歴史館は、もともと1938年に国の研究機関「公衆衛生院」として建てられた建物でしたが、それを改修し、4年前に郷土歴史館を中心とした複合施設として開館しました。建物の中に入ると、2層の吹き抜けで作られた「中央ホール」があり、左右に分かれる階段など、西洋建築の特徴が取り入れられています。
館内には、海と関わる港区の歴史など3つのテーマに分かれて常設の展示室があります。港区で発掘された「伊皿子貝塚(いさらごかいづか)」は、約4000年前の貴重な歴史的資料ですが、ここではその本物の貝層断面を展示しています。
港区の鉄道の歴史がわかる展示室では、当時の新橋停車場の様子を見ることができます。今から150年前の1872(明治5)年に日本で初めて開通した鉄道が、新橋と横浜を結ぶ路線でした。当時の鉄道を描いた絵図からは、新橋と田町の区間は「高輪築堤」と呼ばれ、海の上を鉄道が通っていたことがわかります。
港区立郷土歴史館
住所:東京都港区白金台4-6-2 ゆかしの杜内
電話:03-6450-2107
開館時間:午前9時〜午後5時
休館日:第3木曜
観覧料(常設展示):一般300円
HP:https://www.minato-rekishi.com/
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2022511日(水)

「葛飾区郷土と天文の博物館」

葛飾区の歴史と文化を学ぶため、「葛飾区郷土と天文の博物館」を訪ねました。
葛飾柴又の地域で6世紀後半頃に作られた「柴又八幡神社古墳」からは、様々な出土品が発掘されています。館内には、死者を弔うため墓の周囲に並べられていた埴輪が展示されています。帽子を被っているような非常に特徴的な人物埴輪もあり、その姿が、渥美清さんが演じた「寅さん」に似ているとも言われています。
菖蒲の展示コーナーもあります。葛飾と言えば有名なのが「菖蒲園」。江戸時代には浮世絵に多く描かれ、庶民の行楽地として人気を集めました。低地の湿地帯というこのあたりの環境が、きれいな花菖蒲を咲かせるのに適していたとされています。明治時代後期から大正時代にかけて、この付近には6カ所もの菖蒲園がありました。
さらに、葛飾区にあった昭和30年代の住居を再現した展示コーナーでは、ブラウン管のテレビなど、当時の家電製品を見ることができます。
葛飾区郷土と天文の博物館
住所:東京都葛飾区白鳥3-25-1
電話:03-3838-1101
開館時間:午前9時〜午後5時(祝日以外の金・土曜は午後9時まで)
休館日:月曜・第2・4火曜(祝日の場合は開館)
入館料:大人100円
HP:https://www.museum.city.katsushika.lg.jp/
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2022512日(木)

「アキシマエンシス」

昭島市の歴史と文化を学ぶため、郷土資料室が入る複合施設「アキシマエンシス」を訪ねました。
館内には、昭島市で発掘された約200万年前のクジラ「アキシマクジラ」の骨の原寸大レプリカが展示されています。このアキシマクジラは、1961年、多摩川の河川敷を訪れた親子によって発見され、ほぼ完全な形で見つかった事から、世界的にも珍しいと当時、大きな話題となりました。館内には、このクジラの胸ビレの化石の実物も展示されています。今回は、特別にアキシマクジラの化石の収蔵庫にも案内してもらい、背骨の一部も見せてもらいました。
昭島市の多摩川の河原では、約200万年前の地層が露出しているため、これまでにアケボノゾウの化石など様々な化石が発掘されています。
アキシマエンシス
住所:東京都昭島市つつじが丘3-3-15
電話:042-543-1523(市民図書館・郷土資料室)
開館時間:火〜金 午前10時〜午後8時
       土日祝 午前10時〜午後6時
休館日:月曜(祝日の場合は次の平日)
料金:無料
HP:https://www.akishimaensis.jp/
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2022513日(金)

「くにたち郷土文化館」

国立市の歴史と文化を学ぶため、「くにたち郷土文化館」を訪ねました。
国立市は湧き水が豊富なことでも知られています。太古の人々は、この湧き水を求めて集落を形成していました。南養寺遺跡から出土した約5000年前の「顔面把手付(がんめんとってつき)土器」は、国立市指定有形文化財となっています。人の顔を表現した把手の下に、左右に広げた3本指の手がみられる珍しい土器で、儀礼に使われていたと言われています。また、国の重要文化財に指定されている「石棒(せきぼう)」は、縄文時代中期から後期のものとされ、子孫繁栄や豊穣などを祈願するための道具として使われていたと考えられています。
「くにたち郷土文化館」から徒歩7分の場所には、国立市指定有形民俗文化財である「旧柳澤家住宅」があります。江戸時代後期に建てられたと推定される甲州街道沿いの農家を移築復元したものです。屋内も見学することができ、江戸時代の家の様子を現代の家の様子と比べて楽しむことができます。
くにたち郷土文化館
住所:東京都国立市谷保6231
電話:042-576-0211
開館時間:午前9時〜午後5時
休館日:第2・4木曜(祝日の場合は翌日) 
観覧料:常設展示は無料
HP:https://kuzaidan.or.jp/province/
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