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2022寅年の縁起物

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20211227日(月)

「江戸趣味小玩具」

台東区浅草の仲見世商店街にある「助六」は、江戸時代末期に創業した玩具店です。江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の時代に贅沢禁止令で豪華なおもちゃがご法度になると、町では小さいながらも洒落を効かせ、工夫を凝らした縁起物の玩具が作られるようになりました。「助六」は今でも、“江戸趣味小玩具”という小さい縁起物のおもちゃを取り扱っています。こちらで来年の干支、寅にちなんだ玩具を見せてもらいました。
和紙でできたトラの足にシジミの貝殻が付いたおもちゃ「ずぼんぼ」。隅田川でシジミが獲れていた時代に生まれた、浅草発祥のおもちゃです。「ずぼんぼ」は、放り投げても貝殻の重みで必ず足から着地するように工夫されています。ひっくり返らないことから“病気にならない”という意味が込められているそうです。
そして「とんだりはねたり」は、干支にちなんだ仕掛けが楽しめるおもちゃ。割竹の上に乗った人形が竹と糸で作ったバネで跳ね上がる、からくり玩具です。飛ばすと丑のかぶりものが取れて、中から寅の人形が現れる「とんだりはねたり」もあります。
住所:東京都台東区浅草2-3-1
電話:03-3844-0577
営業時間:午前10時〜午後6時
HP:http://www.asakusa-nakamise.jp/store/pop.php?sid=95
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20211228日(火)

「善國寺」

「神楽坂の毘沙門様」として知られる新宿区の善國寺。本堂の左右に「石虎」というトラの像が鎮座する、寅年にゆかりのあるお寺です。この「石虎」は、毘沙門天のお使いがトラということから、江戸時代末期に町内の住民から寄進されたそうです。
本堂にまつられている毘沙門天像は、虎退治で知られる加藤清正の守り本尊だったとも伝えられています。戦国時代には武将からの信仰が厚かった毘沙門天は、江戸時代になると庶民にも信仰が広がりました。善國寺への参拝者も増え、武家屋敷が立ち並んだ神楽坂界隈は、やがて庶民の集まる華やかな町へと変わっていきました。普段は御簾がかかって見ることができない毘沙門天像は、毎年1月、5月、9月の最初の寅の日にご開帳されます。2022年1月のご開帳は元日(土)と13日(木)です。
毘沙門天 善國寺
住所:東京都新宿区神楽坂5-36
電話:03-3269-0641
HP:https://www.kagurazaka-bishamonten.com/
毘沙門天像2022年1月のご開帳
元日(土)、13日(木)午前9時〜午後4時頃
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