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2020824日(月)

「次世代CAR」

東京都ではCO2を削減するため、「ゼロエミッション・ビークル」と呼ばれる走行中に排出ガスを出さない車を貸し出す事業を支援しています。環境に優しい最新の車に都民に触れてもらい、その普及を図る取り組みです。
この事業で貸し出されている、水素で走る「燃料電池自動車」は、水素と酸素が結合する際に発生する電気でモーターを回し走行します。排出するのは「水」だけで、走行中CO2は発生しません。
同じくこの事業で利用できる「電気自動車」は、バッテリーに充電した電気を利用して走行します。充電器を設置すれば家庭でも充電が可能になります。
東京都では都内の水素ステーションや充電器の数が増え、これらの車がより利用しやすくなるよう推進しています。
HP:https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/vehicle/sgw/promotion/rentacar-carsharing.html
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2020825日(火)

「未来型AI住宅」

UR都市機構では東洋大学と共同で、AI(人工知能)と通信技術を活用した未来型住宅の研究を行っています。2030年には人口の3分の1を高齢者が占めると言われるなか、高齢者が一人でも安心して暮らせる住宅づくりを目指しています。モデルルームでは、居住者の生活スタイルを学習したAIが、居住者の帰宅に合わせ自動で玄関やカーテンを開けたり、部屋の温度管理を行います。また、冷蔵庫の食材の賞味期限などを自動で管理して、将来的には食材の注文や配達の手配を行えるよう研究が進められています。室内には居住者の体温や部屋の温度、湿度などを見守るセンサーが多数取り付けられ、自宅にいながら医師の診療を受けることができるようになっています。
UR都市機構
HP:https://www.ur-net.go.jp/rd_portal/ur2030/index.html
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2020826日(水)

「歩行者支援システム」

交通設備の情報処理技術の研究などを行う一般社団法人「UTMS協会」では、視覚障害者が安心して交差点を横断できるシステムの開発に携わっています。信号機とスマートフォンを連動させた仕組みで、アプリを起動して交差点に近づくと、信号の状態をスマートフォンが音声や振動で利用者に伝えます。青信号の点滅など、刻々と変わる交差点の詳細な状況を音声で知ることができ、振動の種類でも分かるよう5つの振動パターンが用意されています。また、信号機に「青信号を延長させる機能」が設置されている場合、アプリを通して青信号の延長を要求することができます。
このシステムは、信号機の情報をまとめる端末と、まとめた情報をスマートフォンに送るアンテナを設置することで運用でき、大がかりな工事が必要ないことも特徴です。
一般社団法人UTMS協会
HP:http://www.utms.or.jp/index.html
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2020827日(木)

「高齢者見守りサービス」

セキュリティ事業や見守りサービスを提供する「セコム」では、新しいスタイルの高齢者見守りサービスを行っています。
AI(人工知能)を搭載した端末を、離れて暮らす実家のテレビに接続するだけで利用できます。孫の映像をスマートフォンで撮影して、この端末に送れば、親が実家のTVでその映像を楽しむことができます。さらに、「実家で映像を見ている」という通知がスマートフォンに届き、この通知を受け取ることで親の無事を確認できる仕組みもあります。また端末には温度や湿度、部屋の明るさなどを感知するセンサーがあり、実家の生活リズムを学習したAIが、親の起床や就寝などをスマートフォンに通知してくれます。「監視されている」という印象を与えず「楽しい見守り」をコンセプトにしたサービスです。今年2月、高齢者の孤立など社会的課題の解決に向けた取り組みを表彰する東京都主催のアワードで最優秀賞を受賞しています。
セコム「まごチャンネル」
HP:https://www.secom.co.jp/mimamori/mago-ch/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=MG123gss&utm_content=magochannel&waad=S3GXK3Ud
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2020828日(金)

「介護支援ベッドセンサー」

精密電子部品の製造を手掛ける「ミネベアミツミ」では、介護施設などでの人手不足を補うため、高齢者などを見守るベッドセンサーシステムを開発しています。
ベッドの4つの脚の下に「重さ」を感知するセンサーを取り付け、それぞれの体重のかかり具合を感知することで、起き上がっているのか、寝ているのかなどベッドにいる人の状態を知ることができます。そして、介護側では、それぞれの部屋の状態をまとめた画面を管理室や手元の端末で確認することができます。転倒など高齢者の事故は、付き添いがいない状態でベッドから離れた時に起こりやすいと言われています。このため、高齢者がベッドから離れそうになると管理室などにその通知が送られ、いち早く職員が駆け付けることができます。さらにこのシステムで蓄積された利用者の活動履歴を元に効率的な巡回を行うことで、職員の負担や事故のリスクを減らすことにも繋がります。
ミネベアミツミ株式会社
HP:https://pr.minebeamitsumi.com/bedsensorsystem/

ベッドセンサー推進統括部
問い合わせメールアドレス:
bss-sales@minebeamitsumi.com
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