東京サイト 毎週月〜金 午後1時55分から

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東京歴史散歩

201956日(月)

「愛宕神社」

徳川家康により1603(慶長8)年に建立された愛宕神社。神社のある愛宕山の神社に上がる階段は、最大傾斜約40度で86段あります。四国丸亀藩の家臣、曲垣平九郎が馬に乗ってこの石段を駆け上がり、一夜にして全国に馬術の名人であるとその名を轟かせたという逸話を持つ石段です。幕末には西郷隆盛と勝海舟がこの場所から江戸の町を眺め、江戸を焼失させてはいけないと無血開城に至ったといわれています。
明治22年には「愛宕塔」と「愛宕館」と言う観光施設が建てられ、新たな名所に。関東大震災で消失してしまいましたが、愛宕塔からの眺望は東京を一望でき人気だったそうです。
住所:東京都港区愛宕1-5-3
電話:03-3431-0327
HP:http://www.atago-jinja.com/
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201957日(火)

「帝釈天参道と山本亭」

葛飾柴又の帝釈天参道は、200mに渡り飲食店や土産物店など41の店舗が軒を連ねています。明治末期に創業した園田神佛具店。3代目店主 園田秀夫さんの父と祖父は帝釈天の彫刻を手がけたといいます。境内では祖父の名前が残っているのを確認できました。
続いては東京都の歴史的建造物「葛飾区山本亭」。明治時代にカメラの部品製造で富を築いた山本家が建てた、書院造に西洋建築を取り入れた和洋折衷の建物です。見所の一つは、部屋に入ると目の前に広がる270坪の庭園。池や築山を配し、建物と絶妙にマッチしています。障子につけられた小窓をのぞくと、額縁のある絵を見ているようで、山本亭ならではの楽しみ方もできます。
園田神佛具店
住所:東京都葛飾区柴又7-6-14
電話:03-3657-5997
帝釈天 題経寺
住所:東京都葛飾区柴又7-10-3
電話:03-3657-2886
山本亭
住所:東京都葛飾区柴又7-19-32
電話:03-3657-8577
HP:http://www.katsushika-kanko.com/yamamoto/
入館料:100円
開館時間:午前9時から午後5時
休館日:第3火曜
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201958日(水)

「品川宿を歩く」

江戸時代の主要な街道、五街道の一つ「東海道」。日本橋から始まる東海道の最初の宿場町、「品川宿」の全長は約2km。道の両側には店が広がり、最盛期には7500人程が住み賑わいました。
品川宿で江戸時代から続く「丸屋履物店」。慶応元年創業で現在は72歳の5代目が草履や下駄を販売しています。
品川宿で一番古い寺は「品川寺(ほんせんじ)」。品川寺の梵鐘は、三代に渡る将軍の菩提を弔うために四代将軍の家綱が鋳造したものですが、1867年に初めて日本が参加したパリの万国博覧会に出品されその後行方不明になっていました。それがスイスのジュネーブにあることが分かり1930(昭和5)年にお寺に還ってきたというエピソードがあるそうです。
丸屋履物店
住所:東京都品川区北品川2-3-7
電話:03-3471-3964
HP:https://www.getaya.org/
聖蹟公園
住所:東京都品川区北品川2-7-21
品川寺
住所:東京都品川区南品川3-5-17
電話:03-3474-3495
HP:http://honsenji.net/
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201959日(木)

「旧万世橋駅」

神田駅と御茶ノ水駅の間にあった万世橋駅は中央線の始発着駅として1912(明治45)年に開業。しかし、中央線が東京駅まで延びたことや、関東大震災で駅舎が消失したことなどから、1943(昭和18)年に休止駅になりました。その後、駅の高架橋は交通博物館の一部として利用されていましたが、2006(平成18)年に閉鎖。そして6年前、商業施設として再開発されました。現在も当時の線路の一部は引き込み線として利用され、その脇を中央線が走行しています。高架橋の上に出ることができる通路も残されており、階段を上がった先のプラットホームのデッキにはカフェも併設。くつろぎながら行き交う電車を眺めることができます。
マーチエキュート神田万世橋
住所:東京都千代田区神田須田町1-25-4
電話:03-3257-8910(受付時間:午前9時30分〜午後6時)
HP:https://www.ecute.jp/maach
営業時間:
飲食店 午前11時〜午後11時(日・祝日は午後9時まで)
ショップ 午前11時〜午後8時
1912階段・プラットホーム 月〜土曜 午前11時〜午後10時(日・祝日は午後8時30分まで)
レストラン「プラチナフィッシュ」
営業時間:午前11時〜午後11時(日・祝日は午後9時まで)
電話:03-6206-8455
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2019510日(金)

「旧粕谷家住宅」

板橋区徳丸は江戸時代、非常に農業が盛んな地域だったと言われています。徳丸地区に300年ほど前に作られた古民家「旧粕谷家住宅」があります。江戸時代の典型的な農家形式で、1723(享保8)年に当時名主だった粕谷浅右衛門が隠居するために作りました。特徴は3本の大黒柱があることで、古い住宅の特色の一つです。土間から広間に上がると、床は板張りで約5.5m四方の正方形になっています。広間とお勝手で主に生活が営まれていました。窓に設えられた格子状の「しし窓」があり、もう一つの特徴になっています。去年、東京都指定有形文化財になりました。
旧粕谷家住宅
住所:東京都板橋区徳丸7−11−1
電話:03-3579-2636(板橋区教育委員会事務局 生涯学習課 文化財係)
HP:http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/015/015927.html
公開時間:午前9時30分〜午後3時30分
休園日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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