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冬に潜む危険

20171211日(月)

「RSウイルスにご用心」

今年、例年より早く7月から急増したRSウイルス感染症。潜伏期間は4〜6日で、症状は軽い風邪様から重い肺炎まで様々ですが、乳幼児期(特に1歳以下)に感染した場合、細気管支炎や肺炎などを引き起こすことがあるため注意が必要です。また高齢者が感染すると、重症の下気道疾患の原因となることもあります。
予防接種はなく、予防は手洗いやせきエチケットが有効。さらに子どもの遊具やおもちゃは、水洗いやアルコール消毒しましょう。
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20171212日(火)

「ヒートショックにご用心」

家庭の浴槽で溺死した人数は、この10年間で約6割増!その要因の一つとされるのがヒートショックです。
ヒートショックは急激な温度変化による健康被害で、その発生は入浴時や朝のトイレなど…。急に暖かくなると失神や脳こうそく、心筋こうそく、不整脈、急に寒くなると脳出血やくも膜下出血などが起こることがあります。予防は浴室を暖め、飲酒時の入浴を避け、湯温は41℃以下、入浴前に水を飲み、トイレは暖かい格好で行きましょう。
東邦大学医療センター大橋病院
電話:03-3468-1251
HP:http://www.ohashi.med.toho-u.ac.jp
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20171213日(水)

「ノロウイルスにご用心」

ノロウイルスなどを原因とする感染性胃腸炎は、例年12月をピークに3月まで多発します。
ノロウイルスによる胃腸炎の潜伏期間は1〜2日程度で、症状は吐き気やおう吐、下痢、発熱、腹痛など…。おう吐物は使い捨ての手袋やマスク、エプロンや医療用ガウンを着用し、布やペーパータオルで拭き、塩素系漂白剤で消毒します。予防は外出後や調理・食事前などの十分な手洗いで、タオルは共用せず、ペーパータオルや個人用タオルを使いましょう。
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20171214日(木)

「かくれ脱水にご用心」

空気が乾燥する冬になりやすいのが、脱水になる前の“かくれ脱水”。特に高齢者や乳幼児、持病のある人はなりやすいため注意が必要です。高齢者の“かくれ脱水”は、細菌やウイルス感染症、脳こうそく、心筋こうそくなどが起こりやすく、持病のある人は、細菌やウイルス感染症のきっかけになることも…。
予防はこまめな水分補給で、アルコールは利尿作用が強く、また熱に変わって体を温めるため、水分補給にはなりません。
帝京大学医学部附属病院
電話:03-3964-1211
HP:http://www.teikyo-hospital.jp
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20171215日(金)

「インフルエンザにご用心」

都内では11月末から流行し始めたインフルエンザ。潜伏期間は1〜3日で、症状は38℃以上の発熱や頭痛、せき、咽頭痛、鼻水、筋肉痛、関節痛など…。高齢者や妊娠している人は重症化して肺炎に、子どもは脳炎になることもあります。インフルエンザかなと思ったら、早めに医療機関を受診しましょう。
また重症化予防のために予防接種を早めに受け、外出後や調理・食事前などは十分に手を洗い、部屋の湿度を50〜60%に加湿しましょう。
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■東京都健康安全研究センター
電話:03-3363-3231
HP:http://www.tokyo-eiken.go.jp