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食中毒にご用心

201674日(月)

「食中毒予防の3原則」

食中毒予防の3原則は、細菌を“付けない”、“増やさない”、“やっつける”こと。
買い物は、肉や魚のドリップが他の食品に付かないようポリ袋で小分けし、保冷剤などとクーラーバックに入れて持ち帰り、家に着いたらすぐ冷蔵庫へ。庫内は詰め過ぎず7割くらい。マイバックもアルコールなどで定期的に消毒。調理前や、生肉や魚を触った後は石けんで手を洗い、まな板や包丁は調理後に熱湯消毒。肉は中心部を75℃で1分以上加熱しましょう。
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201675日(火)

「牛・豚肉の食中毒予防」

牛肉には病原性大腸菌O157が付いていることがあり、腹痛や下痢を引き起こし、死に至ることも…。O157は熱に弱く、また表面に付くため、表面を十分に加熱すれば中はレアでも大丈夫です。ただしハンバーグや成型肉で作ったサイコロステーキなどは、O157が中に入り込んでいる可能性があるため、中心部まで加熱しましょう。
豚肉にはE型肝炎ウイルスやカンピロバクターが付いていることがあるので、中心部まで十分な加熱が必要です。
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201676日(水)

「魚の食中毒予防」

サバやアジ、カツオ、イワシなどに寄生するアニサキスは、食べると腹痛を起こし、おう吐することも…。アニサキスは内臓に寄生するため、買ったらすぐに内臓を取り除き、時間が経った場合は筋肉に移行するので、ハラスも取り除きます。2〜3cmと大きいので、よく見て取り除きましょう。また熱に弱いので、加熱は中まで火を通しましょう。
スルメイカやスケソウダラに寄生するニベリニアは、食べるとのどに付きますが、特に害はありません。
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201677日(木)

「鶏肉・卵の食中毒予防」

国産鶏肉の約60〜80%はカンピロバクターに汚染されていて、食べると38℃ほどの発熱や下痢などを引き起こします。カンピロバクターは表面だけでなく、中に入り込むこともありますが、熱には弱いので、中心部を75℃で1分以上加熱しましょう。
卵にはサルモネラが入っていることがあり、常温で増殖するため、7℃以下で保管し、割ったらすぐに食べましょう。また熱に弱いので、加熱調理する場合は中心部を75℃で1分以上が目安です。
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201678日(金)

「間違えやすい有毒植物」

オクラとよく似たアメリカチョウセンアサガオのつぼみは、食べると幻覚や呼吸困難、けいれんなどを引き起こすことがあります。またゴボウと似た根も有毒です。有毒なヤマトリカブトは、山菜のニリンソウと葉の形が似ています。
イチョウも有毒で、ギンナンは大人で40個、子供で7個以上食べると、全身けいれんや下痢、おう吐などを引き起こすことも…。ジャガイモの発芽部分や皮が緑色になった部分は有毒なので、完全に取り除きましょう。
東京都薬用植物園
住所:東京都小平市中島町21-1
電話:042-341-0344
開園時間:午前9時〜午後4時30分(10〜3月は午後4時まで)
休園日:月曜(祝日の場合は翌日、4〜5月は開園)、年末年始
入園無料
HP:http://www.tokyo-eiken.go.jp/lb_iyaku/plant/
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東京都健康安全研究センター
電話:03-3363-3231
HP:http://www.tokyo-eiken.go.jp