東京サイト 毎週月〜金 午後2時00分から

バックナンバー

テーマ
神田かいわいを巡る

201621日(月)

「神田明神」

約1300年前に千代田区大手町の将門塚周辺に創建され、400年前に現在の外神田に移された神田明神。
境内には神田祭の神幸祭でみこしの先頭を歩く、生きる“神馬(しんめ)”あかりや、幕末に奉納された石獅子の姿も…。御社殿は関東大震災後に二度と燃えないようにと造られた、日本初といわれる本格的な鉄骨鉄筋コンクリート造の神社建築。また資料館では、教科書などでもおなじみの「平新皇将門公御真影」を見ることができます。
住所:東京都千代田区外神田2-16-2
電話:03-3254-0753
HP:http://www.kandamyoujin.or.jp

神田明神資料館
開館日:土・日曜、祝日
開館時間:午前10時〜午後4時
拝観料:大人300円
TOPヘ戻る

201622日(火)

「山の上ホテル」

昭和13年竣工の佐藤新興生活館が戦後GHQに接収され、その解除後に建物を借り入れ、昭和29年に創業した山の上ホテル。
吉行淳之介や川端康成、松本清張らが集ったバーノンノンには、文豪たちに夜食として愛された洋風雑炊も…。また文豪たちが好んで泊まったのがスイートルーム403号室。三島由紀夫は「東京の真中にかういふ静かな宿があるとは…」と、直筆メッセージを残しました。そして池波正太郎はてんぷら山の上に通いつめました。
山の上ホテル
住所:東京都千代田区神田駿河台1-1
電話:03-3293-2311
HP:http://www.yamanoue-hotel.co.jp

バーノンノン
月〜土曜 午後5時〜午前1時30分、日曜・祝日・連休の最終日 午後4時〜10時30分
洋風雑炊 2,376円

てんぷらと和食 山の上
午前11時〜午後3時、午後5〜9時(土・日曜、祝日は午前11時〜午後9時)
TOPヘ戻る

201623日(水)

「神田まつや」

明治17年創業の神田まつや。昭和元〜2年築の建物は、東京都の歴史的建造物に選定されています。
このそば屋をこよなく愛したのが、作家・池波正太郎。帳場から一番離れた角の席に座り、そばを食べる前に一杯飲むことも頻繁だったとか…。そんな池波が好んだのが、石臼でひいたそば粉を手打ちしたもりそば。初めて池波に会ったのは中学の頃と語る6代目店主は、よく年越しそばを出前しては、お年玉や本をもらっていたそうです。
神田まつや
住所:東京都千代田区神田須田町1-13
電話:03-3251-1556
営業時間:午前11時〜午後8時(土曜、祝日は午後7時まで)
定休日:日曜(祝日の場合は営業)
HP:http://www.kanda-matsuya.jp

わさびかまぼこ 650円、焼きのり 450円、もりそば 650円
東京都選定歴史的建造物
電話:03-5388-3359(東京都都市整備局)
HP:http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kenchiku/keikan/list_rekisi.htm
TOPヘ戻る

201624日(木)

「旧万世橋駅」

明治45年に中央線の始発着駅として開業した万世橋駅。その後中央線が東京駅まで延伸したことで乗降客が減り、昭和18年に休止となりました。
その旧万世橋駅に誕生したのが、商業施設・マーチエキュート神田万世橋。館内のれんがや高桁部分は万世橋駅開業当時のままで、約70年ぶりに公開された1912階段は、花崗(かこう)岩や稲田石を削りだした重厚な造り。さらに実際のホームを利用した展望デッキには、カフェも併設されています。
マーチエキュート神田万世橋
住所:東京都千代田区神田須田町1-25-4
電話:03-3257-8910
HP:http://www.maach-ecute.jp
TOPヘ戻る

201625日(金)

「110年続く居酒屋」

明治38年創業の居酒屋、みますや。関東大震災で焼失後、昭和3年築の建物は前面を銅板で装飾した“看板建築”です。かつては店の前に神田市場があり、納品帰りの業者が一杯やったため、朝から晩まで賑わっていたそうです。
店内にはメニューを胡粉(ごふん)で書いた漆塗りの札が50〜60枚掲げられ、名物はその日築地で仕入れたどじょうを甘辛い割り下で煮込んだどぜう丸煮。また人気メニューの牛煮込は、生卵にくぐらせて食べるのがお勧めです。
みますや
住所:東京都千代田区神田司町2-15-2
電話:03-3294-5433
営業時間:午前11時30分〜午後1時30分、午後5時〜10時30分
定休日:日曜、祝日

どぜう丸煮 700円、牛煮込 600円
TOPヘ戻る