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今週のテーマ
東京都庭園美術館

2015216日(月)

「アール・デコと古典主義」

東京都庭園美術館で開催中の「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」。1925年のパリ国際博覧会で花開いた古典主義をベースにしたアール・デコの世界を、フランスの美術館の所蔵品を中心に紹介しています。
アール・デコを代表するガラス工芸家、ルネ・ラリックの作品や、大理石と彫刻細工が美しいポール・フォロの化粧机と椅子、またコルセットを取り去りファッションの革命児と呼ばれた、ポール・ポワレのドレスなどを見ることができます。
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2015217日(火)

「本館(旧朝香宮邸)(1)」

東京都庭園美術館本館は、1933年に旧皇族・朝香宮鳩彦王と允子内親王ご夫妻の邸宅として建てられました。1925年のパリ国際博覧会をご夫妻が見学した際、アール・デコに魅せられ自邸に取り入れたといいます。
外観はフラットな屋根と長方形の窓が規則正しく並んだ、アール・デコの特徴を表す幾何学的なデザイン。正面玄関ではアール・デコを代表するガラス工芸家、ルネ・ラリックによるガラスレリーフが出迎えます。
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2015218日(水)

「本館(旧朝香宮邸)(2)」

旧朝香宮邸の主要な部屋の内装は、アンリ・ラパンによって設計されました。ラパンは1925年のパリ国際博覧会でフランス大使館の応接サロンなどを手掛けた、アール・デコを代表する装飾芸術家です。
ダンスパーティーなどが催された大広間、花を幾何学的に抽象化してデザインされた、ルネ・ラリックのシャンデリアが印象的な大客室、庭を望んでアールを描いた窓や、食をモチーフにした装飾が施された大食堂などを見ることができます。
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2015219日(木)

「本館(旧朝香宮邸)(3)」

旧朝香宮邸の第一階段は、手すりのジグザグのラインがアール・デコの特徴を表しています。そして2階は殿下や妃殿下のプライベートルームでした。
アール・デコを代表する装飾芸術家、アンリ・ラパン設計の殿下居間の壁紙は、アール・デコによく見られる放物線のデザイン。同じくラパン設計の書斎は殿下のお気に入りでした。また允子妃殿下の寝室では、妃殿下がデザインしたグラジオラスをモチーフにした通気口のカバーを見ることができます。
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2015220日(金)

「モダンで開放的な新館」

去年11月に新たにオープンした東京都庭園美術館新館は、世界的な現代美術家で建築家としても活躍する杉本博司さんがアドバイザーとして加わりました。
本館と新館をつなぐアプローチには波打ったガラスが用いられ、晴れた日の午前中には床に映るハートの影を見ることもできます。そしてアプローチの先にはモダンで開放的な空間が…。大型作品や現代美術にも対応できる展示室が設けられ、庭園に面したカフェではお茶を楽しむこともできます。
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東京都庭園美術館開館30周年記念展
幻想絶佳:アール・デコと古典主義
住所:東京都港区白金台5-21-9
電話:03-3443-0201
会期:4月7日(火)まで
開館時間:午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:第2・4水曜(祝日の場合は翌日)
入場料:一般1,200円、65歳以上600円
HP:http://www.teien-art-museum.ne.jp

カフェ・ド・パレ(新館) カフェオリジナルケーキ850円