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今週のテーマ
東京ゆかりの文豪

2014519日(月)

「樋口一葉とたけくらべ」

かつて樋口一葉が雑貨屋を営んだ台東区竜泉に、一葉記念館を訪ねました。
15歳の一葉が詠んだ和歌や最初の小説「闇櫻」の草稿など、貴重な直筆の資料からは一葉の達筆さが伺えます。しかし父親の死後、生活は苦しくなり、一葉は21歳で母親と妹を養うために雑貨屋を始めます。そしてこの体験が代表作「たけくらべ」を生んだと言われています。その後も一葉は「にごりえ」などの傑作を次々と発表し、24歳の若さでこの世を去りました。 住所:東京都台東区竜泉3-18-4
電話:03-3873-0004
開館時間:午前9時〜午後4時30分
※入館は午後4時まで
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
入館料:300円
HP:http://www.taitocity.net/taito/ichiyo/index.html
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2014520日(火)

「山本有三と路傍の石」

山本有三が昭和11年から10年間暮らしたイギリス風洋館、山本有三記念館を三鷹に訪ねました。
大正末期に建てられた洋館は、モダンな応接間や個性的なデザインの暖炉、サンルームなどが特徴です。2階には和室に改装された有三の書斎があり、「路傍の石」もここで執筆されました。「路傍の石」の直筆原稿には、有三の律儀な性格が見られます。また敷地内には有三が「路傍の石」執筆中に運んだ、もう一つの“路傍の石”もあります。
三鷹市山本有三記念館
住所:東京都三鷹市下連雀2-12-27
電話:0422-42-6233
開館時間:午前9時30分〜午後5時
休館日:月曜(祝日の場合は翌日と翌々日)
入館料:300円
HP:http://mitaka.jpn.org/yuzo/index.php
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2014521日(水)

「吉川英治と宮本武蔵」

吉川英治が昭和19年から9年5カ月間暮らした吉川英治記念館を、青梅に訪ねました。
元は養蚕農家だった2千坪もの広大な敷地には、吉川英治が家族とともに暮らした母屋や離れの書斎などがあります。展示室では代表作「宮本武蔵」の初版本や執筆ノート、直筆原稿などを見ることができます。以前は怪物退治をしたりする荒唐無稽なイメージだった宮本武蔵は、吉川英治の「宮本武蔵」によって剣豪というイメージが確立されたそうです。
吉川英治記念館
住所:東京都青梅市柚木町1-101-1
電話:0428-76-1575
開館時間:午前10時〜午後5時
※入館は午後4時30分まで
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
※但し6月2日〜9月1日は休館
入館料:500円
HP:http://corp.kodansha.co.jp/yoshikawa/index.html
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2014522日(木)

「尾ア士郎と人生劇場」

尾ア士郎が昭和29年から10年間暮らした尾ア士郎記念館を、大田区山王に訪ねました。
建物には書斎兼客間が再現されていて、代表作「人生劇場」の直筆原稿や、愛用した日用品なども見ることができます。また尾アは酒豪でもありました。朝起きて執筆前に一杯、昼は酒を飲みながら執筆し、夜は晩酌とほぼ一日中飲んでいたそうです。さらにもう一つ、尾アが好きだったのが相撲。庭には鉄砲を行っていた大きなケヤキも残っています。
尾ア士郎記念館
住所:東京都大田区山王1-36-26
電話:03-3750-1611(大田区文化振興協会)
開館時間:午前9時〜午後4時30分
休館日:年末年始
入館料:無料
HP:http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/hakubutsukan/ozaki_shiro.html
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2014523日(金)

「太宰治と走れメロス」

太宰治が通い、作品にも登場する伊勢元酒店跡地にある太宰治文学サロンを、三鷹に訪ねました。
館内には太宰の様々な写真や代表作「走れメロス」を初出した文芸雑誌「新潮」、「中央公論」に掲載された短編小説「犯人」の直筆原稿の複製などが展示されています。さらには太宰が税務署長宛にしたためた税金の減額の嘆願書も…。病気がちだの子だくさんだのと理由を並べて、減免を訴えています。付近には太宰が入水した玉川上水も流れています。
太宰治文学サロン
住所:東京都三鷹市下連雀3-16-14 グランジャルダン三鷹1階
電話:0422-26-9150
開館時間:午前10時〜午後5時30分
休館日:月曜(祝日の場合は翌日と翌々日)
入館料:無料
HP:http://mitaka.jpn.org/dazai/index.php
野川家跡
住所:東京都三鷹市下連雀3-15-15
※現在は永塚葬儀社
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