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今週のテーマ
江戸東京たてもの園

2014324日(月)

「二・二六事件 高橋是清邸」

明治35年に赤坂に建てられた邸宅の母屋部分が、江戸東京たてもの園に移築・復元されている高橋是清邸。総栂造りの邸宅で、全面にガラスがはめられた廊下は日当たりが良く、是清のくつろぎの場所だったと言います。
1階の奥の一見押入れに見える引き戸を開けると、是清の部屋へと続く専用階段が…。階段の先の10畳の書斎と8畳の寝室が、二・二六事件で高橋是清が殺害された現場。今は静かに当時の様子を伝えています。
5月11日(日)まで開催
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2014325日(火)

「昭和の近代建築 前川國男邸」

昭和17年に品川区上大崎3丁目に建てられ、江戸東京たてもの園に復元されている前川國男邸。フランスでル・コルビュジエに師事し、東京文化会館や国立国会図書館、東京都美術館などにより、戦後日本の近代建築の発展に貢献する前川が、建築資材の入手が困難だった戦時体制下に自宅として設計しました。
特徴は建物中央に配置された吹き抜け構造の居間。居間の中に階段を取り付け、中2階を設けることで、開放的な空間を作り出しています。
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2014326日(水)

「大正の和洋折衷 小出邸」

日本におけるモダニズム運動を主導した建築家・堀口捨己が設計した小出邸。大正14年に現在の文京区西片2丁目に建てられ、江戸東京たてもの園に復元されました。
外観は日本の伝統的な宝形屋根と、直線を多用したヨーロッパのデザインを組み合わせています。内部で特徴的なのが応接間。家具も含めてデザインされた空間は、当時オランダで流行していた直線や直角、三原色や無彩色で構成される、デ・ステイルの影響を受けています。
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2014327日(木)

「青梅街道沿いの宿 万徳旅館」

江戸末期から明治初期にかけて現在の青梅市に建てられた万徳旅館。1993年まで営業し、江戸東京たてもの園に復元されました。室内は昭和25年頃の様子を復元していて、当時は旅芸人や薬売りなどのための宿でした。
昭和初期の商店街を再現したエリアには、関東大震災以降に建てられた看板建築と呼ばれる建物が並んでいます。現在の神田神保町に建てられた荒物屋・丸二商店や、現在の神田淡路町に建てられた花市生花店が復元されています。
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2014328日(金)

「江戸の古民家 綱島家」

江戸中期に現在の世田谷区岡本3丁目に建てられた農家・綱島家。茅葺屋根の古民家が江戸東京たてもの園に復元されています。
天井板の無い造りは当時の民家の特徴の一つで、梁が露出しています。土間の隣は生活空間だった広間で、囲炉裏があります。囲炉裏には煙でいぶすことで茅葺の屋根を保護する効能がありました。広間の隣は客間として利用される続き間の座敷で、広間型三間取りと呼ばれる当時の代表的な民家の形式です。
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江戸東京たてもの園
住所:東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
電話:042-388-3300
開園時間:午前9時30分〜午後5時30分(入園は午後5時まで)
休園日:月曜(祝日の場合は翌日) ※3月24・31日は開園
入園料:一般400円 65歳以上200円
HP:http://tatemonoen.jp/index.html

江戸東京たてもの園フェスティバル
3月27日(木)〜30日(日) ※28日(金)は入園無料

ミュージアムトーク
毎月第4土曜 午後2時30分〜

昔くらし体験
石臼で粉ひき・火鉢で火起こし ※要事前申し込み