――松岡さん、香取さんと、当代きっての“熱い男”の共演が楽しめました。 　とにかく、僕は香取さんにお礼を言いたかったんです！　実は、W杯アジア最終予選の期間中、僕は世界水泳と、全英オープンゴルフの取材で、1カ月近く海外に行っていて、試合を見れてなかったんですよ。でも、全試合録画はしていましたから、帰ってきて見て。そしたら、香取さんが一生懸命応援してくださっていて。バーレーンまで行かれたりして。応援っていろいろあると思うんですけど、なんとなくテレビ的な応援も多いと思う。でも、彼は、違いますよね。本心から応援している。その部分が、日本のみなさんに伝わっているのかなって。もともと選手じゃないのがいいんでしょうかね。僕は選手だから、選手の気持ちが分かり過ぎて真剣な応援になっちゃうんですけど(笑)、彼の場合は、ある意味ゆとりがあって、楽しみながら、和みながら応援しているようで、すごくいい応援団長だなって。彼が応援に行くと負けないって神話もあるようですし、香取さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。 ――そういう香取さんに、共感する部分はありますか？ 　よく“熱い”“熱血”とか言われますけど、熱いというのは、声を大きく出すとか、はしゃぎ回るとかいうことではなく、心の中の血がどうなのかってことなんですよね。そういう意味で、僕は香取さんは、心の中の血も熱い方だなと思います。 ――今日の、ピラティス・ヨガの特集はいかがでしたか？　中学3年生からヨガをやっていらっしゃると、お話されていましたが。 　僕もそうですけど、僕の妻が本当に楽しみにしていまして。僕が家を出るときには、トレーニング・ウエアを着ていて「テレビにかじりついて見る」と言っていました(笑)。僕自身は、ほかにもいろいろなトレーニングをやってきましたけど、ピラティスって、簡単そうに見えて、なんとなくではできないものですよね。かなり真剣に取り組むことが大切なトレーニング方法だと思います。今日、スタジオでちょっとやっただけですけど、すごく疲れたんですよ。きちんとしたやり方を知ってやれば、いいものなんだなと実感しましたね。今日、番組を見たスポーツ選手は、特にやりたいと思ったんじゃないでしょうか。 ――あとは、「月イチゴロー」もありました。「バットマン ビギンズ」にご興味がおありのようでした。 　「バットマン ビギンズ」はですね、おすぎさんが意外といい評価をしていたので、見たいなと思っていたんです。逆に「50回目のファースト・キス」はあまりいい評価ではなかったような…。でも、イナガキさんのお話を聞いていたら、「50回目〜」も見たくなりました。オンエアでもいいましたけど、イナガキさんがいいのは、あれほど辛口で言っていても、どこかに愛を感じるから5位の作品でも、それほどひどい映画に思えないんですよね。「戦国自衛隊1549」とかも、かえって見てみたくなりました。 ――最後に、取材をされている「世界水泳」(7月21日〜)と「全英オープンゴルフ T HE OPEN」(7月14日〜)について、アピールなどがありましたら、お願いします。 　テレビ朝日さんがやられる、ふたつのビッグイベントに今年も携わらせていただくわけですから、責任を感じています。現場での取材を通じて、「何がどうすごいのか」「どこが進化しているのか」を正確に伝えていきたいと思っています。現場だけで走り過ぎず、日本のお客さんのことを考えて、テンションを調整しながら、のぞみたいですね！ （松岡修造さん・談）

Copyright(C)2005 tv-asahi All Rights Reserved.