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20〜30代にも患者が急増中の「メラノーマ」。
悪化が早く死亡率が極めて高い恐ろしい疾患の危険度は? あてはまるものにチェックしましょう。
いよいよ夏がやって来る! 今年も焼くぞ!
カゼを引きやすい体質だ。
自慢じゃないが、色白だ!
近ごろ顔のシミが濃くなってきた。
自分の背中や足の裏をわざわざ見ることはない。
ホクロの毛は言語道断!すかさず抜く!
爪の色がドス黒くなってきた!
南半球に長期滞在していたことがある。
いつまで経っても治らないウオノメがある。
最近、新しいホクロが出来た。
0〜3個:とりあえず安心です。
4〜7個:症状によって医師の相談を受けた方がよいでしょう。
8〜10個:至急、皮膚科を受診することをオススメします。
メラノーマは皮膚がんの一種で、皮膚のメラニン色素を作る細胞ががん化したもの。普通のホクロや黒いあざががん化するため、別名「ホクロがん」とも呼ばれています。初期は痛みやかゆみなどの症状もなく、形や色が普通のホクロとほとんど一緒なので識別するのは非常に困難です。一般的に20歳を過ぎて出来たホクロは突然がん化し、メラノーマになる可能性が高いので要注意。逆に、子供の頃からあったホクロがガン化する確率は、非常に低いと考えられています。メラノーマの目安となる特徴は(1)半年ほどの間に急激に大きくなり、直径6mm以上になる、(2)形が円形ではなく、不規則である、(3)色が真っ黒ではなく、マダラになっている、(4)全体的にふくらんでくる、またはしこりがある――など。日本人で新たに発病する患者は年間約1500人〜2000人と、他のがんに比べて圧倒的に少ないのは事実です。しかし増殖したガン細胞が皮膚の深い部分まで達すると、血液に乗ってあっという間にがんは全身に転移するため、致死率は極めて高いのです。メラノーマが発生する場所は、約3割が足の裏。その他、顔や背中、膝から下の足、手足の爪、口の中、眼球に発生する場合もあります。メラノーマを引き起こす最大の原因は紫外線。特にオーストラリアはオゾン層が薄いので、皮膚がん発生率は日本の80倍なので注意を。ほかに原因は皮膚への刺激。ホクロの毛を抜くようなことはやめましょう。
メラノーマの発生リスクを高める要素のひとつ=紫外線から身を守る手段のひとつが日焼け止め。これには紫外線吸収剤配合のものと、紫外線散乱剤配合のものがあります。紫外線吸収剤は、吸収した紫外線を熱エネルギーなどに変えて、皮膚の表面から放出させるもの。皮膚がんの原因ともなり、赤くなるなど火傷状態の日焼けを起こすUVB波を吸収するものが多く、紫外線の強い屋外で長時間過ごす場合に適しています。一方、紫外線散乱剤は、紫外線を反射・散乱させ、内部への浸透を防ぐもの。UVB波とUVA波(黒く日焼けさせ、肌を老化させるもの。シミやシワの原因に)のどちらからも、肌を守ることができます。ただ汗や水に弱く、まめに塗り直す必要があります。では、よく表示されているSPF値とPA値とは? どちらとも紫外線を防止する時間の長さを表しています。SPF値はUVB防止効果を表す数値で、例えばSPF20の場合は紫外線で赤くなるまでに20倍の時間がかかります。ただし、数値が高ければいいというわけではなく、条件に合わせて使い分けることが必要。また、PA値はUVA防止効果の数値。UVAによる黒化をどれくらい、遅らせることができるかを表します。「PA+」だと2〜4倍、「PA++」だと4〜8倍、「PA+++」だと8倍以上となります。
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