2010 FIFA ワールドカップ アジア地区最終予選

アジア地区最終予選 試合結果
2009年6月17日(水)オーストラリア×日本
グループ1位通過をかけた宿敵オーストラリアとの最終決戦。
気温8度・湿度85%の冬のオーストラリアで因縁の相手との試合は始まった。
両者一進一退の攻防が続いた前半40分、中村(憲)の左コーナーキックから闘莉王がヘディングシュート!これが最終予選無失点のオーストラリアゴールを破り日本が先制する。
しかし後半に入ると攻め込まれる場面が続く岡田JAPAN。後半14分に同点に追いつかれると、31分には勝ち越しを許してしまう。終盤FW陣がゴールに迫るものの、相手DFに阻まれ追いつくことができず、日本は逆転負けという悔しい結果に・・・。
日本は通算14勝1敗3分・勝点15、グループ2位で最終予選を通過した。
「世界ベスト4」を目指すサッカー日本代表にとって、1年後に迫った本大会に向けてこれからが正念場となる。2010年南アフリカの地で、どんな戦いを見せてくれるのか・・・期待と少しの不安を抱えたまま、長い最終予選が終わった。
グループA 試合数 得点 失点 得失差 勝点
オーストラリア 8 6 2 0 12 1 +11 20
日 本 8 4 3 1 11 6 +5 15
バーレーン 8 3 1 4 6 8 -2 10
カタール 8 1 3 4 5 14 -9 6
ウズベキスタン 8 1 1 6 5 10 -5 4
日程 対戦カード(表記左側がホーム、右側がアウェイのチーム)
2008年 9月 6日(土) バーレーン 2 - 3 日 本 カタール 3 - 0 ウズベキスタン
2008年 9月10日(水) ウズベキスタン 0 - 1 オーストラリア カタール 1 - 1 バーレーン
2008年10月15日(水) 日 本 1 - 1 ウズベキスタン オーストラリア 4 - 0 カタール
2008年11月19日(水) カタール 0 - 3 日 本 バーレーン 0 - 1 オーストラリア
2009年 2月11日(水) 日 本 0 - 0 オーストラリア ウズベキスタン 0 - 1 バーレーン
2009年 3月28日(土) 日 本 1 - 0 バーレーン ウズベキスタン 4 - 0 カタール
2009年 4月 1日(水) オーストラリア 2 - 0 ウズベキスタン バーレーン 1 - 0 カタール
2009年 6月 6日(土) ウズベキスタン 0 - 1 日 本 カタール 0 - 0 オーストラリア
2009年 6月10日(水) 日 本 1 - 1 カタール オーストラリア 2 - 0 バーレーン
2009年 6月17日(水) オーストラリア 2 - 1 日 本 バーレーン 1 - 0 ウズベキスタン
グループB 試合数 得点 失点 得失差 勝点
韓 国 8 4 4 0 12 4 +8 16
北朝鮮 8 3 3 2 7 5 +2 12
サウジアラビア 8 3 3 2 8 8 0 12
イラン 8 2 5 1 8 7 +1 11
UAE 8 0 1 7 6 17 -11 1
日程 対戦カード(表記左側がホーム、右側がアウェイのチーム)
2008年 9月 6日(土) サウジアラビア 1 - 1 イラン UAE 1 - 2 北朝鮮
2008年 9月10日(水) 北朝鮮 1 - 1 韓 国 UAE 1 - 2 サウジアラビア
2008年10月 8日(水) 韓 国 4 - 1 UAE イラン 2 - 1 北朝鮮
2008年11月19日(水) UAE 1 - 1 イラン サウジアラビア 0 - 2 韓 国
2009年 2月11日(水) 北朝鮮 1 - 0 サウジアラビア イラン 1 - 1 韓 国
2009年 3月28日(土) イラン 1 - 2 サウジアラビア 北朝鮮 2 - 0 UAE
2009年 4月 1日(水) 韓 国 1 - 0 北朝鮮 サウジアラビア 3 - 2 UAE
2009年 6月 6日(土) UAE 0 - 2 韓 国 北朝鮮 0 - 0 イラン
2009年 6月10日(水) イラン 1 - 0 UAE 韓 国 0 - 0 サウジアラビア
2009年 6月17日(水) サウジアラビア 0 - 0 北朝鮮 韓 国 1 - 1 イラン
2009年6月10日(水)日本×カタール
ケガによる離脱者が多い中、W杯出場を決めてのホーム凱旋試合となった日本。
前半3分、中村(俊)からのパスを受けた内田が右サイドをあがり、
岡崎にボールをあわせたところ対応した相手選手にボールがあたりそのままゴールへ。
試合開始早々オウンゴールで日本が先制した。
しかし、その後は連戦の疲れかペースがあがらない岡田JAPAN。
後半8分にはPKをとられカタールに同点弾を許してしまう。
終盤には松井・本田を投入するものの、結局勝越し点を奪えず、
試合はそのまま引き分けに終わった。
ホーム最終戦を勝利で飾ることはできなかった日本、次戦はグループ1位通過をかけて因縁の宿敵オーストラリアと対戦する。
2009年6月6日(土)ウズベキスタン×日本
勝てば世界最速でW杯本大会出場決定。
しかし、わずか12日間でアウェイ2試合を含む3試合を行うという超過密日程を強いられている岡田JAPAN。「運命の3連戦」初戦ウズベキスタン戦は、気温21.7度、湿度47%、
くもりというコンディションで始まった。
完全アウエーの雰囲気の中、前半9分。中村憲剛のパスを岡崎がゴール前に抜け、
シュートを放つ。GKがはじいたところを岡崎が粘って、魂のヘディングシュート!
好調・岡崎の最終予選初ゴールが値千金の先制弾となった。
後半、ウズベキスタンが猛攻。後半終了間際には長谷部がレッドカードで退場、
さらに岡田監督も退席処分に。
それでも、ロスタイム4分を残り10人で凌ぎ、1-0で勝利!四大会連続W杯出場を決めた。
2009年3月28日(土)日本×バーレーン
ここ1年間で5度目の対戦となった宿敵・バーレーンとの一戦。
気温10.6度、湿度20%と3月とは思えない寒さのなか、
因縁の試合は、青く染まった埼玉スタジアム2002ではじまった。
前半、日本は積極的に攻撃をしかけていくが
バーレーンの守備陣をなかなか崩せないまま後半に。
そして迎えた後半2分。中村(俊)が放ったFKからのシュートは、
相手の壁にあたりそのままゴール!!待望の先制点を日本があげる。
その後は長友らDF陣が堅守でしのいで1点を守りきり、
岡田JAPANが、最終予選ホーム初勝利を飾った。
これで日本は勝ち点を11とし、この日試合のなかったオーストラリアにかわってグループ首位に浮上、W杯へ大きく近づいた!!
2009年2月11日(水・祝) 日本×オーストラリア
気温8度の凍てつく寒さの中で迎えた因縁決戦。
岡田JAPANはほぼベストメンバーで首位決戦に臨んだ。
日本は序盤、右サイドから田中達のクロスに玉田が合わせるもゴールにわずかに届かない。
その後も中村俊のFKなどチャンスを得たが、決定機をいかしきれず無得点のまま前半を折り返す。
後半にはいり日本はFW大久保を投入すると、再三ゴール前に攻め込むが、平均身長181.6cmを誇るオーストラリアの「黄色い壁」に阻まれゴールを割れず、結局ホームで痛恨のスコアレスドロー。
勝ち点1でグループ首位に立つことはできなかった。
2008年11月19日(水) カタール×日本
舞台はカタール、「あの」ドーハ。スタジアムはほぼ真っ白という、「完全アウエー」な雰囲気の中、ホイッスルは吹かれた。
気温は21度、湿度62%と動きやすいコンディション。立ち上がりはカタールが激しくプレッシャーをかける。
だが、次第に日本がペースを掴むと、前半19分、内田の縦パスを受けた田中(達)が右サイドに抜け出し、シュート。相手GKの股間を抜く技有りのシュートで先制する。
後半も日本ペース。後半2分、長谷部からボールを受けた玉田が強烈なミドルシュート。
2試合連続となるゴールでリードを広げると、後半23分には中村(俊)のファーサイドへのクロスを闘莉王がヘッドで決め、3−0。
FW陣が果敢に攻め込み、また守備陣も無失点に抑えるなど、危なげない試合運びで快勝。勝ち点3を加えた。
2008年10月15日(水) 日本×ウズベキスタン
日本ホーム開幕戦は、青く染まった埼玉スタジアムで行われた。気温22.6度、湿度63%と非常に動きやすいコンディション。しかし、先手を取ったのはウズベキスタンだった。右サイドをドリブル突破され、最後はアジアNo.1フォワードと言われるシャツキフに押し込まれ、まさかの先制を許す。この後、日本は相手ゴール前に幾度となく攻めあがる。そして前半40分、中村(俊)のクロスを大久保が折り返すと、ゴール前に詰めていた玉田が押し込んでゴール!1−1の同点に追いつく。後半は圧倒的に日本がボールを支配するも、ウズベキスタンの堅守の前にゴールを奪えず。引き分けに終わり、勝ち点1を加えた。

2008年9月6日(土) バーレーン×日本
初戦は3次予選で敗北を喫した因縁の相手、バーレーン。気温32度、湿度67%という過酷なアウエーの地での決戦、まず主導権を握ったのは日本だった。前半18分、中村俊輔の矢のようなフリーキックが直接ゴールネットを揺らし、先制する。更に前半44分、PKを遠藤が冷静に決め、前半を2−0で折り返す。後半40分、途中出場の中村憲剛がミドルシュートで3−0とリードを広げる。ところが、後半42分に隙をつかれ失点すると、そのわずか1分後に闘莉王のヘディングでのバックパスがオウンゴールとなり、3−2。1点差に迫られる。その後、日本はバーレーンの猛攻をなんとか凌ぎ、初戦勝利。勝ち点3を挙げた。